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高橋克典一本締め、押尾事件乗り越え無事公開

高橋克典 映画「誘拐ラプソディー」の完成披露試写会が16日、東京・角川シネマ新宿で行われ、主演の高橋克典さん(45)を始め、林遼威くん、船越英一郎さん、YOUさん、哀川翔さん、榊英雄監督が登場した。

 映画は当初、昨年8月に逮捕された押尾学被告が出演していたため、お蔵入りの可能性があったが、役者経験のある榊監督が代役を務めて無事公開まで辿り着いた。

 そのときの状況を振り返って、高橋さんは「この映画は一度お蔵入りになりそうになったが、監督がある人の代役をやって、撮り直しができた。30人程のキャスト・スタッフ全員のスケジュールが奇跡的に一日空いてた。出番はなかったが、僕も撮影を見に行った」とコメント。

 監督も「映画の完成直後にいろいろあったが、その名も『苦肉の大作戦』と言うべき、9月29日に全員が集まって、撮り直しができた。改めて、映画はいろいろな人との出会いで完成するものだと感謝している」とホッとした表情を浮かべた。

 また、子役の林くんは「(初めての映画出演で)初めは緊張してたけど、撮影が進むうちに、どんどん楽しくなってきた。高橋さんはとても優しくてかっこよかったし、哀川さんは僕のために3時間もかけて、カブトムシ(雄雌2匹)を買ってきてくれた」と可愛らしいコメントを残した。

 最後に高橋さんは「荒削りだが、温かく素敵な作品に仕上がった。皆さん、映画を観て良かったと思ったら、インターネット、メール、街角、いろんな所で宣伝してください!」と語り、一本締めで締めくくった。

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