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【試写会レポ】スター・トレック、未知の宇宙空間をリアルに表現

スター・トレック 米テレビドラマ「LOST」「クローバーフィールド/HAKAISHA」等を大ヒット作品を世に送り出してきた、J.J.エイブラムス監督の最新作「スター・トレック」が5月29日に全国公開される。同監督がオリジナル「スター・トレック」(1966年放送の米テレビドラマ)をヒントにリ・イマジネーションしたのが本作。これまでのシリーズとは一線を画す究極のノンストップ・スペース・エンターテインメントだ。5月1日には関係者向けに都内で完成披露試写会が行われた。

 新たな映像プロジェクトを立ち上げる度に世界中の話題をさらってきた、J.J.エイブラムス監督。大ヒットを記録した「LOST」「M:i:III」「クローバーフィールド/HAKAISHA」に続いて新たに仕掛けた新プロジェクトが本作だ。1966年に全米で放送され、日本でも話題を集めたテレビドラマの「スター・トレック(宇宙大作戦)」はこれまでにも何度か映画化されてきたが、今作はオリジナルをヒントに同監督が再構築したイマジネーション作品。本筋を通しつつ最新の映像技術を屈指することで、未知の宇宙空間を現実のものへと引き寄せている。

 ストーリは、地球の外に新たな可能性を求めて旅立つ青年カークの成長の物語であると同時に、カークの目線と重ね合わせて、宇宙へと進出していく人類の運命と希望を描いたドラマ。同監督が描く「スター・トレック」は地球から広大な宇宙空間、未知の惑星が舞台となる。そこで描かれるのは宇宙進出時代に相応しい現代科学に裏打ちされた確かなリアリティであり、同監督ならではのスピーディあふれるアクション映像、「クローバーフィールド/HAKAISHA」に続くシミュレーション体験を思わせる臨場感、見たこともない映像が次々と押し寄せるVFX映像などを融合させた驚異の超大作だ。

 主演の若きクルー、ジェームス・T・カーク役を演じたのは、ハリウッドで今最も注目を集める若手アクター、クりス・パイン。ショーウエストで「Star of tomorrow賞(明日のスター賞)」に選ばれた逸材。同賞は2年前にスピルバーグの秘蔵っ子として彗星のごとく現れたシャイア・ラブーフが2007年に受賞している将来のスターを約束されたもの。彼を囲むキャスト陣は「パイレーツ・オブ・カリビアン」にも出演したゾーイ・サルダナや、「HEROS/ヒーローズ」のサイラー役で人気を集めたザッカリー・クイントら、若手キャスト陣をはじめ、カール・アーバン、エリック・バナ、ウィノナ・ライダー、サイモン・ペッグら実力派のベテランキャストが脇を固める。

 本編を飾るリアル性と極限に追求した繊細且つ大胆な映像技術を屈指した映像には圧倒される。随所、LOSTの描写を思わせる雰囲気も漂わせながらも一触即発な緊迫あふれるサウンド、映像、構成にスリルを感じさせる。よくも悪くも王道とも言えるアメリカ映画仕立てに準じるが映像を屈指した映像はよりリアリティを生み出し、ある種の恐怖を感じさせる。当時、思い描いてたであろう近未来像が現実のものとなって表現させれているようであった。

■監督・製作 
J.J.エイブラムス「LOST」 『クローバーフィールド/HAKAISHA』 
■製作  
デイモン・リンデロフ
■キャスト
クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、エリック・バナ、ウィノナ・ライダー 

<映画情報>
■タイトル:スター・トレック
■メインコピー:「LOST」 『クローバーフィールド/HAKAISHA』のJ.J.エイブラムスが、次に何を仕掛けるのか
■公開表記:5月29日(金)より丸の内ルーブル他全国ロードショー
■配給表記:パラマウント・ピクチャーズ
■公式サイトURL:http://startrek2009.jp/
(C)2008 Paramount Pictures. Star Trek and Related Marks and Logos are Trademarks of CBS Studio Inc. All Rights Reserved.

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