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フランス映画祭開幕、女優のジュリエット・ビノシュが来日

ジュリエット・ビノシュ
来日した仏女優のジュリエット・ビノシュ
 「フランス映画祭2009」が開幕した。フランス映画祭代表団として多くのフランスから監督、俳優たちが来日し、3月12日には、開催を記念する記者会見、オープニングセレモニーが六本木ヒルズにて華やかに行われた。

 今年のフランス映画祭代表団長はフランスを代表する女優のジュリエット・ビノシュ。記者会見では、駐日フランス大使のフィリップ・フォール氏、フランス映画祭を主催しているユニフランスのアントワーヌ・ド・クレルモン・トネール会長とともに登壇し、来日の喜びや映画への愛について語った。

 今年のフランス映画祭のラインナップは、ジュリエット・ビノシュが出演した『夏時間の庭』含め、長短編合わせて約20本の魅力的な作品が揃っている。

 駐日フランス大使のフィリップ・フォール氏は「今年は、女優・ジュリエット・ビノシュを団長に迎え、映画祭を一緒に出来て光栄です。今回は、団長のビノシュの様々才能を3部作で構成されて内容になっていると思う。絵画、ダンス、映画と…」と挨拶。

 アントワーヌ・ド・クレルモン・トネール会長は「日本に来る事が出来、大使、ありがとうございます。(と大使に向かって会釈。)今年で、17回目、横浜で15年、東京で4年目となります。フランスの映画市場では、日本映画が60%も…。アカデミー賞で日本映画が賞をとれた事も素晴らしいが、ヨーロッパ映画が陽の目があたらない現状は残念である。今年の映画祭はコメディ、スリラー、精神、ドキュメンタリーあり…フランス映画を網羅している。私たちの希望は日本であっても、フランス人であってもフランス映画が好きな興行の方や配給の方たちに深く感謝している」と挨拶した。

 フランス映画祭代表団長として来日した、ジュリエット・ビノシュは「日本に来るのは今回で7回目です。日本はエレガントさ、集団意識、他の人を大切にする気持ちなどすごく素晴らしい。今年、団長としてなるようにユニフランスから任命された時、映画を通して、自分を見出す出会いを大事にしているので、映画祭を代表することは私にとって本当に嬉しく、誇らしいことです。今週は特別な週だったわ。ダンスも毎日…その中での記者会見!映画を通して文化から文化へ、言語から言語へ映画はパスポートの役割に…。絵画も人に感動を与えてくれ、国を超え喜びを感じる」と挨拶。

 記者の「6作品、日本に関する作品が多いのは単なる偶然ですか?」という質問には「15本作品の中、3本以外は全部観たけど…私は気が付かなかった! “タカシマヤ”って『夏時間の庭』の本編で叫んでいた!?(笑)そういえばそうだったわね! ここに来ている皆さんの記憶力の方があるのね」と笑いを誘い、和やかな雰囲気となった。

 ジュリエット・ビノシュはイッセイミヤケさんと個人的にも交流があり、本日の会見の席では彼のデザインのシックナデザインのドレスで登場した。

 記者会見後、六本木ヒルズのレットカーペットを歩き、日本の沢山のファンに囲まれサイン…もみくちゃにされながらも気持ちよく笑顔で対応する団長・ジュリエット・ビノシュ。今年のフランス映画祭も、華やかで素晴らしいオープニングを迎えた。

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