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田中熱工が環境に優しい熱処理加工を実現†
【ねじ・ネジ・業界紙】田中熱工の本社工場は約26年前にファスナー類をはじめとする金属製品等へ付加価値や機能を高める熱処理加工業として操業された。熱処理加工業は、法令に準じられた危険物一般取扱所(ガソリンスタンドと同等)の認可を必要とし、その監督行政は最寄りの管轄消防署が担っている。同社では、通気口の設置など小さな改築工事においても管轄区の守口消防署への届出・申請をおこない、許可を受けてから施工に入るなど定められた事項を厳守し、地域の模範的なモデル事業所に位置付けられてきた。
一方、熱処理加工業は業務の内容からも操業を自主休止するのは年間に三回程度(ゴールデンウィーク・盆休み・年末年始休み)と思われているが、一旦休止してしまうと熱処理炉の緻密な温度設定までには長時間を要すなど、コンピューター制御等による安全域での温度を保つシステムが開発され、実際には熱処理の源である炉火を落とす(消す)ことはない。従って、大掛りな熱処理炉ラインの改修や附随するインフラ(電気経路、ガス・水道配管等)整備をおこなうには、通常業務への影響も避けられないものとなり、各企業では生産状況を見極めながら対処しているのが現状である。
第1918号
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- 田中熱工が環境に優しい熱処理加工を実現† -- 2004/01/08 木曜日