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三明製作所 関西大学セミナーねじの多様性で講演
【ねじ・ネジ・業界紙】 関西大学(社会連携部産学官連携センター)主催によるセミナー「ものづくり基礎技術」の第三講「ねじの多様性」が昨年12月19日に、東大阪のクリエイション・コア東大阪で開かれ、(株)三明製作所(愛知県春日井市)林範繁氏らを講師に、ねじに関する素材・塑性加工などを学んだ。
三明製作所(技術課)林範繁氏の発表は「最新の転造技術及び加工技術動向」。
高精度ねじ成形を実現する自社開発の高張力ボルト用ダイス「匠型DiOS」やフォームローリングマシンの特性を紹介しながら、転造加工による最新の塑性加工技術を解説した。
同氏は、独自の転造技術で、あらゆる産業の発展および技術進歩に貢献してきた企業の概要や社歴を紹介してから「ねじ転造」の特長を解説。
自動車産業向けのねじは、車両の軽量化に伴って、より細くより高い強度が求められていると述べ、ダイス寿命の飛躍的な延命を実現した「匠型DiOS」の特長を説明した。同ダイスは、高張力ボルト用に開発されたもの。表面加工処理(ラジアル窒化)による強度向上を見直し、新素材を採用することで耐摩耗性と高靭性を両立し、チッピング(転造ダイスの欠け)開始速度を遅らせてダイス寿命の延命化に成功した。
第2244号5面
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- 三明製作所 関西大学セミナーねじの多様性で講演 -- 2013/01/28 月曜日