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メイドー 総体的な品質経営の推進成果にデミング賞実施賞を受賞
【ねじ・ネジ・業界紙】 （株）メイドー（本社＝愛知県豊田市三軒町４―５。長谷川裕恭社長）では、品質管理システムの高度化、更なる人材育成への取り組み、経営目標の全社一丸となった達成など総体的な品質経営の推進による企業競争力の強化を目的に活動してきた成果が認められて「デミング賞実施賞」を受賞した。本社工場、藤岡工場、三好工場を含む国内全ての生産拠点が対象。
授賞式は１１月１０日、東京の経団連会館にておこなわれ、米倉弘昌経団連会長から長谷川社長に受賞メダル等が授与された。長谷川社長は、受賞報告講演会において選考理由とＴＱＭ成果による優れた特徴および競争優位要因について発表をおこなった。
また、記念講演会では、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長が「近年、インド・韓国・タイ・中国等のモノづくり産業は、まさに必死・地道に目覚しい頑張りを発揮され、デミング賞への挑戦も盛んです。一方我々は、成功体験に甘んじ効率を気にするあまり『他に謙虚に学び、自ら考え、改善していく』という日本のモノづくりのこころを見失っているのではないかと危惧しています。そうしたなか今年は日本からコロナ、メイドー２社の受賞は大変心強く嬉しく思う。デミング賞を通じて、企業ニーズや新しい動きを的確に捉え、世界中のお客様と社会の利益に貢献できるよう更に発展し続けていければと願う」と祝辞を述べた。
同社では今後の目標として、精密冷間鍛造加工分野の拡大及びオリジナル製品の開発など多角的展開を図り、主力の自動車産業に加えて他の産業領域におけるグローバル市場への進出も見据え、人を活かし・モノを活かし資源を活かす「メイドーウエイ」で利益を創出して社会に貢献する企業運営の実践を掲げている。
第2167号2面
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- メイドー 総体的な品質経営の推進成果にデミング賞実施賞を受賞 -- 2010/12/08 水曜日
