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SDCねじ性能試験機の普及へ(3)
【ねじ・ネジ・業界紙】しかしながら、国内のねじ業界を取り巻く環境は需要産業の組立・生産拠点の海外進出や、ねじの生産拠点がアジア諸国等へと移行されつつあり、多品種ねじ製品の輸入増加などと、厳しい国際競争下での大きな変革期を向かえている。特に、ねじメーカーにおいては新製品開発など企業独自の技術を確立しなければ勝ち抜くことが難しく、また環境保護に適応したメッキ加工処理の変更、新素材被締結部材の採用によるねじ締結の評価が早急に求められている状況にある。
これらに加えて今後の課題としては、国内のねじ需要産業は追随する諸外国製品との差別化を図るために、より付加機能を備えた複雑な製品構造となる傾向で、それらの組立・締結を支えるねじは更に高度化した品質保証及び性能保証が必要となる。また、ねじは着脱がおこなえることが最大の特徴であるが一つ一つの製品は機能も異なれば用途も違うことから、使用者のユーザーが適確な判断基準を得ていないと事故に繋がるケースもみられ、ねじ単体の特性だけではなく締結体としての性能評価が不可欠である。
第1987号1面
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- SDCねじ性能試験機の普及へ(3) -- 2005/12/10 土曜日