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04年世界鉄鋼需給見通し†
【ねじ・ネジ・業界紙】【タイ】
消費1,030万トン(8.4％)、粗鋼生産320万トン(10.3％)、輸入量1,010万トン(8.9％)。
需要＝好調な景気動向を背景に堅調に増加。生産＝地場熱延ミルの能力増強。ホットコイルを中心に生産拡大の見通し。輸入＝自動車関連鋼材、半製品・スラブの増加が見込まれる。日本からの輸入は自動車向け圧延、亜鉛めっきが増加するが、ホットコイルは国産品の供給増を背景に減少し、全体として横ばい。
【米国】
消費10,520万トン(2.7％)、粗鋼生産9,250万トン(1.0％)、輸入量2,290万トン(12.5％)。
需要＝経済には依然不安な要素はあるが、個人消費は引き続き堅調に推移するものと思われ、非住宅建設や自動車、家電以外の鋼材消費産業の回復動向次第で鋼材需要も増加すると予想。生産＝鉄鋼業界の再編がほぼ終了し、生産は安定化。輸出＝今後はNAFTA向けに絞り、価格次第で欧州や中国向けを検討する姿勢。輸入＝セーフガードが撤廃されたものの、ドル安やフレート高およびアジアの需要好調のため、急激には増加しないと予想。
【欧州】EU15ヶ国
消費13,850万トン(1.1％)、粗鋼生産15,850万トン(0.3％)、輸入量2,550万トン(2.0％)。
需要＝鉄鋼需要は回復に転ずるものの、緩やかにとどまる。生産＝域内の生産は横ばいにとどまる。輸出入＝輸入は小幅な増加を続けるが、輸出は前年度実績(高水準)を下回りそう。
【ロシア】
消費2,500万トン(4.2％)、粗鋼生産6,590万トン(5.0％)、輸入量270万トン(12.4％)。
需要＝エネルギー部門、機械、建設を中心に拡大。輸入＝大幅増加見込み。
第1921号
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- 04年世界鉄鋼需給見通し† -- 2004/02/04 水曜日
