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日産ネジがTPM優秀賞第一類を受賞†

 【ねじ・ネジ・業界紙】パート†は、自主制定した保全活動等を加え、第2類に比べて総合的にもレベルは高い。同社では挑戦への課題に†自主保全活動の強化†経営に寄与するТPMの展開†生産性の向上†生産管理システムの確立†CS(お客様満足度)の向上等を掲げると共に、前TPM優秀賞第2類受賞迄の活動成果を踏まえて、洗い直した総ロスの「18大ロス」の刈り取りを目標に、重複小集団活動(直接6サークル、間接6サークル)とトップダウンによる方針管理により、三年間の実践活動に入った。


具体的な取り組みは、個別改善、自主保全、計画保全、品質保全、初期管理、管理間接、教育訓練、安全衛生・環境管理等の活動の主軸となる8本の柱を立上げ、それぞれに活動方針と目標を設定。各マスタープランに基づいて各部署が実行・成果と点検の繰り返しを行なうと共に、基本方針である「高生産体制の確立」「挑戦型人間の育成」「クリーン職場の創出」の展開を図り目標達成に努めてきた。


その活動の結果、2003年3月に事前審査を受け、指摘事項の改善と更なるスパイラルアップを行ない、同年9月に本審査受審。その結果、ТPM活動における成果が実証され、生産保全及び企業体質の強化が図られているとの評価を受けて、11月13日付けにて『ТPM優秀賞第1類』の受賞となった。


三年間にわたっての取り組みについては、製造部中心の自主保全と個別改善をベースとした取り組み・展開から、生産リードタイムの短縮や無人化運転時間延長による生産性の向上を実現させた。このうちの生産リードタイムの短縮では、ヘッダー機とねじ転造機の主要設備 台をコンピュータによる稼動状況の把握と管理を実現。これにより無人化運転時間の延長(月間稼動時間三千時間以上)に繋がっている。また、人材育成の面では国家資格でもある機械保全技能士有資格者が98年の10名(1級6名、2級4名)から、02年には同資格1級所有者が女性2名を含めて34名、2級所有者が15名の合計49名となり、社員教育訓練の成果が如実に表れたとしている。


 


同社・北尾社長は、今回のТPM優秀賞第1類受賞と、今後の新たな展開について以下のように語っている。


「数値が示している有形効果に加え、無形の効果ではQS9000認証取得とТPM活動実績が評価され、車輌関係のビジネス機会の拡大につながっている。コスト・納期面での意識が強くなり業務全体のスピードが上がり、一方で各サークル活動において各個人の改善に対する意識は一段と向上し、従業員一人につき月平均5件の改善提案と実行がなされている。このことが、『全員参加の生産保全』を実現しているもので、お客様からは『来社するたびに工場が変わっている』との言葉を掛けられ、受賞の喜びを改めて感じ何よりの励みになっています。


PM賞の受審については一区切りついたことになりますが、ТPM活動は終わったわけではなく、六年間を通じて得たことをベースとして、細部でより明らかになった個別改善課題に取り組み、目標を着実にクリアする改善活動を推進していきます。


具体的には、†更にロスの削減活動を徹底し、経営に寄与する改善の継続†コンピュータによる納期管理システムの強化†コストダウン要求への対応、価格競争に打ち勝つための現有設備の更なる高速化、高速機の新規導入の推進†品質を通じた組織的業務改善で高付加価値経営を目指す†方針管理に基づく“利益創出改善”の推進。


以上の5つの項目を重点に活動をおこない、活動成果や表れる数値が『実り確かなもの』にするため引き続き休まずスパイラルアップを図っていきます」。





第1925号

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