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ニコン デジタル一眼レフ「D700」発売、最速約8コマ/秒の連続撮影

デジタル一眼レフ「D700」
デジタル一眼レフカメラ「ニコンD700」AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)装着時(ニコン)
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 ニコンは1日、自社開発の12.1メガピクセル大型CMOSセンサー(撮像サイズ36.0×23.9ミリ)を搭載した、デジタル一眼レフカメラ「ニコンD700」をニコンイメージングジャパンを通じて7月25日に発売開始することを発表した。

 「D700」は2007年に発売したデジタル一眼レフカメラ「D3」のグレードをアップさせた新機種。ボディーはマグネシウム合金採用しており、「D3」と同等の優れた画質性能を持ちつつ、耐久性に優れた、小型軽量ボディーを実現させた。

 ニコンが開発した大型撮像素子、有効画素数12.1メガピクセルとなる画面サイズ36.0ミリ×23.9ミリの「ニコンFXフォーマット」CMOSセンサーを採用。ISO200―6400の極めて広い常用感度のほか、本体のみで最速約5コマ/秒の連続撮影、別売のマルチパワーバッテリーパック「MB-D10」の装着で、最速約8コマ/秒の高速連続撮影を実現している。

 [商品情報(Amazon)/Nikon デジタル一眼レフカメラ D700 ボディ]

【主な特長】
▽自社開発 大型撮像素子 有効画素数12.1メガピクセル
 画質性能の評価の高い「D3」と同じ、画面サイズ36.0 ×23.9 mmの「ニコンFXフォーマット」CMOSセンサーを採用。35mmフィルムの画面サイズに準じた広い撮像面積を持っており、1画素あたりの広い開口面積、ギャップレスマイクロレンズの採用により、非常に高いS/N比、広いダイナミックレンジを確保。低感度から高感度まで驚くほど豊かな階調表現と高精細な描写を実現します。また、「D3」同様の12チャンネルによる画像信号の高速読み出し、14ビットA/D変換も継承。

▽広範な撮像感度
 常用撮像感度は ISO 200~6400と極めて広範囲。低感度設定時の高画質は当然のことながら、特に高感度側は、ISO 6400でもノイズの少ない高画質を実現。これまで満足な撮影ができなかった暗いシーンでも、高画質な画像を撮影できる。さらに、ISO 25600までの増感、ISO 100相当までの減感が可能。また、撮像感度の自動制御も可能。

▽高速性能
 起動時間は約0.12秒、レリーズタイムラグは約0.040秒(CIPA基準)。連続撮影は最速約5コマ/秒、最大100コマまで可能。別売のマルチパワーバッテリーパック「MB-D10」装着により最速約8コマ/秒※の高速連続撮影を実現。また、新世代高速カードUDMAにも対応。

 ※マルチパワーバッテリーパックMB-D10(別売)使用(EN-EL3e以外)またはACアダプターEH-5a/EH-5(別売)使用時、フォーカスモードC、露出モードSまたはM、1/250秒以上の高速シャッタースピードでその他が初期設定のとき。

▽ニコンの画像処理コンセプトを具現化した「EXPEED」
 ニコンの「画作り」と「画像処理」の思想、ノウハウを集大成した独自の包括的デジタル画像処理コンセプト「EXPEED (エクスピード)」。これに基づくテクノロジーを応用・最適化した、画像処理システムを搭載。

▽シーン認識システム
 1005分割RGBセンサーの、明るさだけでなく、被写体の色まで認識して高精度な露出制御を実現するポテンシャルを有効に活用して、被写体や撮影シーンの状況をカメラが撮影前に認識し、その結果を制御に応用。「D3」、「D300」で高く評価されたこのシステムを、「D700」も搭載。AF、 AE、AWBの精度向上に寄与。

▽ピクチャーコントロールシステム
 初心者からプロまで各々のスキルに応じて、画作りの選択や調整が簡単にできる、画作り設定システム。「スタンダード」、「ニュートラル」、「ビビッド」、および「モノクローム」の4種の「ピクチャーコントロール」を用意しており、いずれかを選択してそのまま使うこと、それぞれの「ピクチャーコントロール」の画作り構成要素(輪郭強調・コントラスト・明るさ・色の濃さ・色合い)の設定を好みに応じて調整して使うこともできる。

▽アクティブD-ライティング
 コントラストの強い撮影状況下でも、マルチパターン測光との組み合わせでハイライト部の階調を生かした露出を決定し、さらに画像処理段階で撮影画像を解析して黒くつぶれる部分を明るく再現する。白とびを抑え、黒つぶれを軽減しながら、しかも見た目に近いコントラストを保った画像を提供。「D700」は、被写体のコントラストに合わせて自動的に強さを加減する新しい「オート」モードも搭載。

▽高密度51ポイントAF採用のAFシステム
 「D3」同様に、51のフォーカスポイントを持つ、マルチ CAM3500FX オートフォーカスセンサーモジュールを搭載。被写体に即して選べる多彩なフォーカスエリアモードで、さまざまに活用できる。

 ほか、2種類のライブビュー機能、2種類の撮像範囲、高精細3型VGA広視野角TFT液晶モニター、効果的なインテグレーテッドダストリダクションシステム、長寿命バッテリー、デジタル水準器、ワイヤレストランスミッターWT-4(別売)に対応、視野率約95%、倍率約0.72倍の見やすい光学ファインダー、などの特長を有す。

 詳しくはニコン公式ホームページ(http://www.nikon.co.jp/)まで。


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