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米マイクレル社、SY89297Uの発売を発表

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)5日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は5日、デュアルチャンネルSY89297Uディレイ・ラインICの発売を発表した。この第2世代デバイスは3・2Gpbs/1・6GHzで動作中チャンネル当たり丁度5nsのディレイを提供するよう連続的にプログラムできる。このディレイは極めてリニアかつ単調で、高速アプリケーション用に正確なディレイを提供する。ICは現在量産品が利用可能で価格は1000個単位で9・23ドルから始まる。さらにサンプル品はマイクレル社のウェブサイトhttp://www.micrel.com/ProductList.doで直接注文できる。

 マイクレル社のトーマス・ウォン副社長(高帯域製品担当)は「SY89297Uのプログラム可能ディレイ機能はこれまで以上に複雑で速い高速アプリケーションの設計作業をより容易にする。ファスト・リニア・ディレイは5ps/stepレゾリューションとあいまって正確なディレイ信号を提供するとともに、ICの驚くべき高速と低電力がこの部品を今日の経済的設計のために理想的なものにしている」と語った。

 このデバイスは設計を容易にするようにディレイ信号を調節するための3ピン・シリアル・プログラミングを含んでいる。2つのチャンネルは設計者にさらなる柔軟性を与える。この部品は両チャンネルを使用することで10nsのディレイ信号を提供するよう設計されている。

 複数のSY89297Uはより高いディレイを作るためにカスケード接続できる。製品の作動は摂氏零度から同プラス75度で保証されており供給電圧は2・5Vプラス・マイナス5%である。特許の3ピン内部終端入力はどのようなディファレンシャル信号(PECL、CML、LVDS)部品の使用をも可能にする。このデバイスは低インダクタンス・キャパシタンスのMLF(登録商標)パッケージで提供される。

 ▽マイクレルについて 
 マイクレルはアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミクスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、民生・工業・モバイル・電気通信・自動車・コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社はさらに世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。Web: http://www.micrel.comを参照。

(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標である。

(共同通信PRワイヤー)


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