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サンゴバンがマグ社株式取得、日本の断熱材市場に足がかり

 【パリ6日PRN=共同JBN】サンゴバン社建設製品部門はこのほど、日本板硝子が所有する株式会社マグの株式43・64%の買収を通じて日本における断熱材市場に足がかりを獲得した。買収金額は17億5000万円(1100万ユーロ)だった。この買収に伴い、マグ社はそれぞれが43・64%の株式を保有する太平洋セメントとサンゴバン社の所有になりサンゴバン社が管理運営を行う。

 株式会社マグは日本で最初のグラスウール製造業者で、従業員は約440人、2007年の連結売上高は202億1900万円(1億2540万ユーロ)。同社は茨城県(明野、土浦)と岐阜県(垂井)、北海道(砂川)の4カ所に工場を持っている。同社は長年にわたってサンゴバンIsoverのライセンスを持ち、1974年以来サンゴバンTELプロセスを使用している。

 日本は世界大手の建設製品市場である。建築産業は全労働人口の9%を雇用しており毎年120万戸の住宅が建設されている。断熱材に大きな重点を置いた新建築基準が今年実施される。この基準は政府、消費者の環境保護(炭酸ガス削減)、エネルギー効率、快適さに関心が高まっていることに呼応している。

 サンゴバン建設製品部門はこの買収によって日本市場で強力な立場を築き、日本の建設産業で重要な役割を果たすプレーヤーになる好位置を得る。

 ▽日本のサンゴバン株式会社について
 サンゴバン株式会社はサンゴバン・グループの100%子会社として1986年に設立された。同社は約260人の従業員がおり、サンゴバン・グループが50%もしくはそれ以上の株式を保有する日本所在の企業全体では430人以上の従業員がいる。サンゴバンは1990年に1917年以来日本にあるノートン・グループを買収した。サンゴバン株式会社とともに日本では3つの合弁会社がサンゴバン製品を製造したり販売したりしている。製品には自動車、建造物、太陽光発電用セラミック、クリスタル、プラスチック、耐火材、研磨剤、板ガラスが含まれる。

 サンゴバンが日本企業パートナーと最初に設立した合弁会社は1974年にさかのぼり、最近のイニシアチブでは2003年の日本電子硝子株式会社、セントラル硝子株式会社との合弁がある。]

 サンゴバン株式会社本社は東京都千代田区麹町3-7にある。
 詳細はhttp://www.saint-gobain.co.jpを参照。

(共同通信PRワイヤー)


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