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伊クレウロス社がオクソニカの添加技術に反論

 【ローマ25日PRN=共同JBN】オクソニカ社の「エンビロックス(Envirox)」燃料添加物技術のイタリア販売代理業であるクレウロス(Creuros Srl)社は25日、今年2月18日にオクソニカが記者発表し、3月17日に2007年暫定決算報告書説明会で繰り返された声明について同社の見解を以下のように明らかにする。

 エンビロックスに関するイタリアでのテスト結果について、プレスリリースで発表された一連の声明について以下のような見解を明らかにする。

 オクソニカは2008年2月18日のプレスリリースで以下のように主張した。

 「エンビロックス(商標)は英大手バス会社ステージコーチによる評価試験が成功したのに加えてさらに好ましい試験結果が得られ、欧州大陸とロシアで商用化への重要な進歩を見た。イタリアで最近終了したバスを使った試用結果は3カ月後4・8%、6カ月後には10・6%の燃料節約を示した」。

 当事者であるクレウロスおよびバス会社は両社とも、5台の車両での測定結果、オクソニカが主張するような燃料節約は確信に至らなかった。提出されたデータは何らかの結論を引き出すほど有効ではなく、一貫性もないというのがクレウロスの見解である。

 クレウロスはまた、エンビロックスについて主張されたような実験室内での排出結果に関する以下のような特定のリポートについて異議を唱える。

 オクソニカはそのリリースの中で「オクソニカは最近、英国にある大手中立系の車両試験施設でステージコーチとの協力で行った新たな作業を終了したが、その結果3カ月後に微粒子排出の削減が示された。イタリアでの中立系車両実験室試験結果もまた、微粒子排出量の19%削減が見られた」。

 クレウロスはさらに、イタリアでの実験室試験はエンビロックスを使用したものではなく、市販の添加物パッケージと混ぜ合わせたエンビロックスと思われるエンビロックス・プレミアム・プラスと呼ばれる添加物であったことを明らかにしたい。そのような添加物パッケージは、それ自体使用する際に排出の削減があることが知れれている。試験に使われた添加物投与量は1対1000から1対500へと2倍になっており、その結果が良い方向に影響した可能性がある。この試験の特定部分である微粒子排出が19%削減したとあるが、微粒子環境基準であるPM10(10ミクロン以下の微小粒子)の測定数は73%増加した。

 クレウロスのステファーノ・リビ最高経営責任者(CEO)は「実験室での排出試験結果は一部抜粋して伝えられ、報告されたような燃料節約の利点はわれわれあるいは顧客には共有され得ない全く当惑すべきものだと分かった。われわれはエンビロックスの市場開発のために4年余りの献身的労務と約30万ユーロを投資してきたが、それは時間と経費の無駄に終わった」と語った。

 ▽クレウロスについて
 クレウロスはイタリアにおける化石燃料への依存を減らし、建造物、輸送、発電、産業に対するエネルギー効率のある技術を進めることにコミットするイタリア企業である。クレウロスは一般市民のエネルギー効率と生産性を強化し、クリーンで再生可能、安価なエネルギー技術を市場に出すことを目指している。

 製品の評価と実証は民間セクター、国家政府と地方政府、国営ラボラトリー、大学との提携で実施される。

(共同通信PRワイヤー)


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