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エアキャップ・ホールディングス第1四半期活動を発表

 【アムステルダム24日PRN=共同JBN】オランダの航空会社エアキャップ・ホールディングス(AerCap Holdings N.V.:NYSE:AER)は24日、2008年第1四半期に終了した取引を発表した。

 - 新規リースとして航空機23機の契約署名
 - リース契約に基づき航空機7機とエンジン10基をデリバリー
 - 航空機19機を購入
 - 航空機8機を売却
 - 旧型機3機を解体

 エアキャップは2008年第1四半期に終了した取引に加え2008年4月に2つの金融取引を終了した。これによって利用できる資金調達は3億3800万ドル増加した。これらの借り入れはエアバスからの指示による新しいA320ファミリー旅客機とA330旅客機の前払い金として使用される。A320旅客機に関する前払い金調達によってエアキャップがロードエアとクウェートのアルファワレスで作っている合弁会社エアベンチャーは発注済みのすべてのA320旅客機の前払い金は確保された。

 エアキャップのクラウス・ハイネマン最高経営責任者(CEO)は「第1四半期のリースとトレーディング業務結果は、最新鋭で燃費の良い航空機に対する将来の需要に関して世界的航空機企業として当社が全体に揺るぎないものである証拠である。米国の航空市場の発展に関する懸念は残っているが、当社の広範な資産の大半は欧州、中近東、アジア太平洋、中南米で運航するためのリースである」と論評した。
 リース業務:航空機23機とエンジン10基について契約に署名。航空機16機について刈り取り決めに署名。

 ▽新規リース契約
 第1四半期に行われた23機に関する新規リース契約は以下の通り。
 - アエロフロート航空(ロシア)に10機の新エアバスA330機
 - メキシカーナ航空(メキシコ)に3機の新エアバスA319機
 - ロイヤルヨルダン航空に2機の新エアバスA319機
 - アシアナ航空(韓国)に1機の新エアバスA330機
 - ノーベルエアー(チュニジア)に1機の新エアバスA320機
 - バタビア航空(インドネシア)に3機の新エアバスA320機
 - ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)に2機の新ボーイング737-300機
 - パシフィック航空(ベトナム)に1機の新エアバスA320機
 エアキャップは2008年代1四半期に同社の顧客基盤に新しい航空会社を1社加えた(ロイヤルヨルダン航空)。
 第1四半期に契約した17機の新規航空機に関するリース契約の平均期間は112カ月。中古機6機の平均期間は72カ月である。エアキャップはまた平均リース期間121カ月の新規航空機(11機)と同68カ月の中古機(5機)に関する計16機の航空機リースについて仮取り決め(LOI)を行った。
 第1四半期に行ったエンジン10基のリース契約はすべてCFM-56エンジンである。

 ▽デリバリー
 先のリース契約に基づき第1四半期の行われた航空機7機のデリバリーは以下である。 - エーゲ航空(ギリシャ)に2機の新エアバスA320機
 - スカイバス航空(米国)に2機の新エアバスA319機
 - アルゼンチン航空(アルゼンチン)に2機の新エアバスA320機
 - アシアナ航空(韓国)に1機の新エアバスA321機

 2008年4月5日で運航を止めた低料金の航空会社スカイバス航空について、ハイネマンCEOは「これらの航空機(2機のエアバスA319機)について第2四半期中に他の航空会社とリース契約できると楽観している。最先端で燃費の良いA319機に対する需要が安定しているからである」と語った。

 ▽購入業務:2008年第1四半期に19機の航空機
 エアキャップは2008年代1四半期に所有ポートフォリオに19機の航空機を加えた。
 - エアバスからの2機のデリバリーを含め5機のエアバスA320機
 - エアバスから2機の新A319機のデリバリー
 - 4機のボーイング737-300機 
 - 4機のMD82機
 - 4機のMD83機

 これらのうち2機のボーイング737-300機と古くなった1機のエアバスA320機エアロタービンによってパーツ用に解体された。MD航空機はリース用として購入したが最終的にはエアタービンによって解体される。

 エアキャップは上記の購入業務に加え2008年代1四半期中に21機の航空機ポートフォリオ購入の仮取り決めを行った。このポートフォリオは折半の合弁会社を通じて行われ2008年末以前に完了する予定。

 ▽営業活動:2008年第1四半期に8機の航空機売却
 エアキャップ所有のポートフォリオから2008年第1四半期に行った8機の航空機売却は以下の通り。

 - 1機のフォッカー100機
 - 1機のDC8機
 - 1機のMD82機
 - 1機のボーイング737-300機
 - 1機のエアバスA330機
 - 3機のエアバスA320機

 第1四半期に売却した所有航空機の平均年数は20年だった。

 エアキャップは上記の完了した営業活動に加えて2008年第1四半期にMD82機1機、フォッカー100機1機と4機のエアバスA320機を所有ポートフォリオから売却する仮取り決めを行った。

 ▽取引概観       2008年第1四半期
           所有     管理     計
リース契約       20     3     23
航空機(契約)     15     1     16
エンジン(契約)    10           10
デリバリー
航空機          7            7
エンジン        10           10
購入
航空機(Q1デリバリー)19           19
航空機(LOI)    21           21
売却
航空機(Q1デリバリー) 8            8
航空機(Q1に契約) 1 1
航空機(LOI) 6            6

 先物注文契約による新規航空機デリバリーとエンジンを除き、2008年第1四半期の業務に加えて、エアキャップは現在2機の中古機のデリバリー購入契約および2008年第1四半期に先立って契約された2008年中の管理下航空機1機のデリバリー契約を持っている。

 ▽ポートフォリオ概観
 2008年3月31日現在、エアキャップのポートフォリオは所有、注文中、契約、仮取り決め、管理などに基づく航空機320機と71基のエンジンで構成されている。

 ▽主要契約
 エアキャップは2008年4月に利用可能な資金調達を3億3800万ドル増加させ総額22億ドルとなった。

 エアベンチャーは2008年4月18日、エアバスの先物注文指示に基づき2009年11月から2011年5月までにデリバリーされる予定の37機の新A320ファミリー旅客機の前払いのためHSHノルドバンクと2億6920万ドルの資金調達契約を結んだ。

 エアキャップは2008年4月17日、前払い資金調達として6840万ドル増やした。この資金調達はシティバンクによってアレンジされ2010年1月から4月の間にデリバリーが予定されているエアバスへのA330航空機先物注文に関連する前払いに使用される。

 上記情報にはエアキャップとエアタービンによって完了された取引が含まれる。エアタービンはエアキャップの子会社でエンジンのリース、売買、エアフレームとエンジンの解体、部品売却、MRO(保守、修理、運用)サービスを専門としている。

 エアキャップ・ホールディングスN・Vは今後も四半期ごとの取引について報告する。

 ▽エアキャップ・ホールディングスについて
 エアキャップは航空機とエンジンのリース、トレーディングと部品販売で市場をリードするグローバルな総合航空会社。エアキャップは同社の認定修理ステーションを通じて航空機管理サービス、航空機とエンジンの保守・修理・点検サービス、航空機の分解を行っている。エアキャップはオランダに本社を置き、アイルランド、米国、中国、英国にオフィスがある。

(共同通信PRワイヤー)


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