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神戸製鋼、神戸製鉄所の上工程設備を加古川製鉄所に集約へ

 神戸製鋼所は29日、2017年度を目途に神戸製鉄所の上工程設備を加古川製鉄所に集約する事を発表した。

 加古川製鉄所にブルーム連続鋳造設備と溶鋼処理設備を新設するとともに、加古川2分塊工場の能力増強投資を実施する。一連の設備が完工し、品質及び安定操業が確立した段階で、神戸製鉄所の高炉をはじめとする上工程設備を休止する計画。 これにより、上工程の余剰設備能力の解消と、コスト競争力強化を図る。

 新設するブルーム連続鋳造設備については、神戸製鉄所に蓄積された特殊鋼の製造技術ノウハウを結集した最新鋭の設備となる。この最新鋭の連続鋳造設備と、高級鋼製造に不可欠な新溶鋼処理設備の活用により、品質競争力や納期対応力を更に強化し、特殊鋼線材・棒鋼、自動車用高張力(ハイテン)鋼板、エネルギー分野向け厚板等のオンリーワン製品の拡販を実現する。


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