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三菱日立製鉄機械、インド機械メーカー買収 進出へ足掛かり

 三菱日立製鉄機械(MH)は21日、インドの製鉄機械メーカー大手CONCAST(INDIA)社を買収することを発表した。

 インドでは、第12次5カ年計画で約1兆ドル相当の投資が計画される等、急速なインフラ整備・発展が計画されており、鉄鋼消費量の増加・鉄鋼産業の伸長と、製鉄機械設備需要の拡大が期待されている。このような環境下、MHは、インド製鉄機械業界で確固たる実績をもつCONCASTに着目し、買収によるインド現地展開体制の強化を図るべく、検討・交渉を行ってきた。

 CONCASTは、1973年に設立され、本社及びエンジニアリングセンターをムンバイに構え、従業員約200人の体制で、連続鋳造設備のエンジニアリング、試運転調整、アフターサービスを行っている。インド国内納入シェア第1位、中近東・アフリカ・東南アジア等の新興国へも輸出を行っている。

 MHは、今回の買収により、条鋼生産設備分野への進出の足掛かりを築き、MHが保有していない丸ビレット及びスラブ鋳造技術を補完、CONCASTの得意な海外市場(中近東、アフリカ)へのMHの進出、MHでのシナジー効果(製鋼一括パッケージ受注、優秀な設計能力活用による薄板生産設備の対応力アップ、調達サプライチェーンの活用等)発揮することにより、受注拡大を見込み、世界一の製鉄機械サプライヤーを目指し、グローバル展開を加速していく計画である。


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