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12年度の建設工事受注額は2.4%増の11兆447億円

 国交省が4月30日発表した、大手50社の建設工事受注動態統計によると、昨年通期(2012年4月~2013年3月)建設工事受注総額は、前年度比2.4%増の11兆447億円で、2年連続の増加となった。このうち国内建設工事受注総額は、同3.3%増の10兆5284億円で、2年連続の増加であった。

 国内建設工事発注者別受注高は、民間では2.6%増の7兆4258億円で、2年連続の増加。製造業は5.0%減の1兆4895億円で3年ぶりの減少。非製造業は4.7%増の5兆9363億円で5年ぶりの増加であった。発注者別では、不動産業、卸売業、小売業等が増加し、製造業、運輸業、郵便業等が減少した。

 公共機関は5.3%増の2兆6213億円で、年連続の増加。国の機関は14.9%増の1兆6129億円で2年連続の増加。地方の機関は同7.0%減の1兆84億円で、3年ぶりの減少。発注者別では、国の機関は、全て増加した。地方の機関は、市区町村、地方その他が増加し、それ以外が減少した。

 工事種類別受注高は、建築では3.0%増の7兆5791億円で、2年連続の増加。工事種類別では、事務所・庁舎、教育・研究・文化施設等が増加し、工場・発電所、娯楽施設等が減少した。土木は1.3%増の3兆4656億円で、2年連続の増加。工事種類別では、治山・治水、土地造成等が増加し、鉄道、道路等が減少した。

 海外受注高は、12.0%の5163億円で2年ぶりの減少。そのうち建築は2996億円で同15.8%減少し、土木は2167億円で同6.2%減少した。


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