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スズキ、タイ市場向けに7人乗り小型車「エルティガ」投入

エルティガ
エルティガ(写真・スズキ)
 スズキは19日、タイの子会社であるスズキ・モーター・タイランド社を通じて、3列シートの7人乗り小型乗用車「エルティガ」をタイ国内市場向けに発売した。

 「エルティガ」は2012年4月よりインドとインドネシアで販売が開始され、コンパクトでありながら、3列目に大人がしっかり乗る事が出来る広い室内空間と居住性、取り回しの良さが好評を得ている。インドでは発売以来、累計7万1千台、インドネシアでも累計4万6千台を販売(2013年2月末現在)しており、両国でのスズキ車の拡販に貢献している。

 タイ自動車市場においては、近年小型車やMPV(多目的車)などに対する需要が増えてきており、スズキ・モーター・タイランド社では、販売ラインアップの拡充のため、スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーター社が生産する「エルティガ」を輸入し、初年度6千台を販売する計画である。また3月26日より開催される第34回バンコク国際モーターショーに出品する。

 タイではこれまでもインドネシアより、「APV」や「グランドビターラ」などの完成車を輸入し販売してきたが、2012年3月より自社で小型車「スイフト」を生産、販売しており、オーストラリアやインドネシアに完成車を輸出開始した。

 スズキは今後もタイとインドネシア両国の需要増に対応するため、生産機種の相互補完を進め、更にこれら2拠点をアセアン周辺諸国への輸出拠点とした体制づくりを推し進めていく。


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