リコー、中国・アジア地域の経営体制を強化 ４・１から新体制
リコーは１５日、中国・アジア地域の経営体制を強化することを発表した。中国企業のグローバル化、香港・台湾資本の中国大陸進出、アジア新興市場の拡大といったアジア市場の急速な変化に対応するため。
リコーは１９９６年にアジアパシフィック極販売統括会社「Ｒｉｃｏｈ Ａｓｉａ Ｐａｃｉｆｉｃ」（シンガポール、以下ＲＡ）、２００３年に中国極販売統括会社「Ｒｉｃｏｈ Ｃｈｉｎａ」（上海、以下ＲＣＮ）を設立し、それぞれの市場に向けたマーケティング及び販売戦略を展開してきた。
これまでＲＣＮおよびＲＡが中国・アジアパシフィック地域におけるビジネスで蓄積したノウハウを共有し、連携を深めることにより、特に中国企業のアジアパシフィック地域でのビジネス展開や、東南アジア・香港・台湾企業の中国大陸におけるビジネス展開への支援を強化する。また、マーケティングのスピードと質を高めることにより、きめ細かな商品・サービスラインアップの提供を可能にする。
さらに、ＲＡ・ＲＣＮそれぞれで持っていたＩＴインフラ、人事・教育制度、サプライチェーンマネジメントを一元化し、より効率的なオペレーションを実現することも新体制の狙いとする。そのほか、中国・アジア地域でのビジネスに精通する優秀な人材を採用・育成することにより、今後継続的に体制の強化を図る。
新体制による経営は、２０１３年４月１日に開始する。
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- ［製造全般］リコー、中国・アジア地域の経営体制を強化 ４・１から新体制 2013/03/15 金曜日
