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MTKと豊田通商、中国に異形磨棒鋼の生産拠点を設立 来春稼働

 エム・ティー・ケー(本社=岐阜県岐阜市。MTK)と豊田通商は21日、中国でLMガイド用異形磨棒鋼の製造販売を行うことを発表した。新会社「大連邁特科精工有限公司」は2月に設立。新工場完成は11月末で、2013年新春の操業開始を目指す。

 新会社では、THK中国(遼寧、無錫)工場で製造するLMガイド用素材(異形磨棒鋼製品)を中心に製造販売する。出資比率は、MTKが85%、豊田通商は15%。また、工場は敷地面積2万4020平方メートル、建築面積は当初8520平方メートルを計画。

 MTKは本社工場(岐阜市六条江東)及び山口工場(山口県山陽小野田市)で異形磨棒鋼を生産しており、その特殊鋼二次加工ノウハウを活用し、二次加工の現調化をはかる。製品は現地に進出している日系企業に納入する予定。また、豊田通商は鋼材安定供給機能を新会社に提供することで、現地調達化ニーズに対応していく。


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