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オリンパスとソニー、医療・カメラ事業で業務・資本提携に合意

 オリンパスとソニーは28日、医療・カメラ事業で、業務及び資本提携することを発表した。業務・資本提携により、今後成長が見込まれる医療事業においては、オリンパスが有するレンズ・光学技術及びブランド力・技術開発力と、ソニーが有するデジタルイメージング技術を始めとした幅広い技術を組み合わせ、新たな製品や事業を創出し、医療の発展への貢献が期待できる。また、カメラ事業においても、主にコンパクトデジタルカメラ領域において、オリンパス及びソニーの各々の競争力強化のため、基幹部品の取引やその他の協業について協議・検討し、両社の企業価値の向上を目指していく。

 ◆オリンパス 笹宏行社長のコメント
 『オリンパスは、2012年6月に発表した中期ビジョンに基づき、財務体質を強化するとともに、医療、映像といった主力事業領域において、事業シナジーが期待できる提携先候補との業務・資本提携の可能性を幅広く検討してきました。イメージセンサーや画像関連技術において強みを有するソニーとの提携はメリットが大きく、また様々な補完関係も築けると判断し、業務・資本提携を行うことにしました。ソニーからの出資を受けることで財務基盤を強化するとともに、今回の提携を通じて、両社の強みを融合し、医療事業では、当社単独で実現が困難だった新たな医療機器を開発し、世界の医療の発展に貢献できるものと確信しております。デジタルカメラ事業では、各々の競争力が更に加速する形での協業が実現できるよう協力してまいります』

 ◆ソニー 平井一夫社長兼CEOのコメント
 『ソニーは、2012年4月に発表した経営方針の一環として、メディカル事業を将来のソニーの中核事業の一つとして成長させていく経営戦略を進めています。今回のオリンパスとの業務・資本提携はこのための重要な布石であり、ソニーの有するデジタルイメージング、3D、4K(※)などの最先端のエレクトロニクス技術を、オリンパスの有する技術、メディカル事業における経験・基盤と組み合わせることで、今後の成長が期待される外科向け内視鏡や関連機器事業において、革新的で競争力のある製品や新しい事業機会を創出することができると考えています。また、デジタルカメラ事業においても、オリンパス、ソニー各々が今後自らの事業を強化・成長させていく上で、様々な協業の機会があると考えています。オリンパスへの出資を含む今回の業務・資本提携が、オリンパス、ソニー両社にとって、有意義で利益をもたらすものになるよう協力してまいります』


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