現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 四輪・二輪


ブレーキ部品の合弁会社を計画、TMDフリクションとヘラー

【レーバークーゼン/リップシュタット(ドイツ)2012年9月4日PRN=共同JBN】TMDフリクション(TMD Friction)とヘラー(HELLA)は4日、新しい合弁会社を設立する計画を発表した。両社は世界中の自動車アフターマーケット(修理保守市場)へ「HELLA Pagid」ブランド名でブレーキ部品を供給する。合弁会社は両社が株式を50%ずつ持ち合い、ドイツのエッセンを本社にして独立販売会社として設立される。関連する競争法当局の必要な認可を得て、2013年1月1日に営業を開始する。

TMDフリクションとヘラーの目標は、世界のあらゆる自動車向けにブレーキ部品を供給する大手としての地位を築くこと。合弁会社は両社のそれぞれの専門技術分野を生かすことができる。TDMフリクションはブレーキパッドの生産では世界的な大手企業で、これまではブレーキパッドなどの部品を「パジッド(Pagid)」という高品質ブランドで販売してきた。こうした部品は今後、英国市場向けを除いて、ヘラーの世界的な販売組織が供給を一手に引き受ける。両社の提携によってアフターマーケット専門会社は、強いブランド名の相手先商標製品(OE)品質のブレーキ部品によって品ぞろえを広げ、交換部品アフターマーケットで高付加価値分野を開拓することが可能になる。

ヘラーでアフターマーケットと特殊OEを担当するカルステン・アルブレヒト取締役は「新合弁会社のHELLA Pagidは両社にとって、世界市場での地位を拡大する絶好の機会である。Pagidブレーキ摩擦材を生産するTMDフリクションは、優れた品質と最先端技術で知られる。完全なブレーキシステムを組み立てられる部品群であるこのブランドは、ヘラーの製品ラインと自然に組み合わされ、当社の顧客が求める高品質と当社自身の製品哲学にも完全に合致する」と述べた。

TMDフリクションとヘラーは2006年からスカンジナビア諸国とバルチック海沿岸諸国の卸売り事業で協力してきた。2010年には協力をさらに推し進め、中国のアフターマーケットでは相互に経営基盤を強化し合っている。

TMDフリクションのアフターマーケット担当シニア・バイス・プレジデントのジョセフ・ベスティング氏は「われわれは長年のパートナーとして多くのことを成し遂げ、素晴らしい経験を共有してきた。この合弁会社は論理的に、われわれの協力の次なる段階だ。われわれは今後、HELLA Pagidによって世界中の顧客に対し、品ぞろえと一流品質、そしてサービスの最高の組み合わせを提供できる」と話した。

TMDフリクションとヘラーは、合弁会社が競争法当局の認可が得られ次第、両社の協力についてさらに詳しい情報を発表する。


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する