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ロンドン五輪会場マップを公開、LondonTown.comで

 【ロンドン2012年7月23日PRN=共同JBN】2012年ロンドン・オリンピック競技大会は7月27日、アカデミー賞受賞監督のダニー・ボイル(Danny Boyle)氏が芸術監督を務める開会式で開幕、ロンドンは1908年と1948年に続き、近代オリンピック競技大会を3回開催する最初で唯一の都市となる。五輪競技が繰り広げられる17日間で、世界204カ国、1万500人のオリンピック・アスリートがロンドン市内とその周辺に展開する見事な34会場で競い合う。

 今回の夏季五輪は、ロンドンが歴史的建造物と有名なランドマークと最新の建築とを融合させ、ロンドン全体を今年の五輪の開催地として作り上げた点でユニークである。このことは、LondonTown.com(http://www.londontown.com)が作成した素晴らしい会場マップ(http://www.londontown.com/London/London-Olympic-Venues-Map)によって描かれている。

 総工費68億ポンドを投じた真新しいロンドン・オリンピックパークには、ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)氏がデザインしたアクアティックス・センター(Aquatics Centre)、「プリングル」の形状をした屋根があるベロドローム(Velodrome)、最新鋭のオリンピック・スタジアム、彫刻家アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)氏設計の展望タワーArcelorMittal Orbitを含む芸術的施設などが点在するが、これはロンドン市内とその周辺にある34オリンピック・パラリンピック会場の9つにすぎない。

 ビーチバレーは1745年以来、観兵式の閲兵場となっているホース・ガーズ・パレード(Horse Guards Parade)で行われる。バッキンガム宮殿に続く「ドライブウエー」のザ・マル(The Mall)は、自転車ロードレース、競歩、マラソンのスタートとフィニッシュ地点となる。これらの競技はロンドン塔や国会議事堂など代表的な名所も通過する。現存する最古のチューダー家宮殿であるハンプトン・コート宮殿(Hampton Court Palace)を背景にして、自転車ロードレースのタイムトライアルが展開される。ウーリッジにある数百年にわたり王立兵器基地だった18世紀建築の王立砲兵隊兵舎(Royal Artillery Barracks)は、五輪の射撃競技には最適の会場であり、競技は色鮮やかな巨大な「弾痕」を模様とした建物の中で開催される。

 これに、五輪競技を開催するために準備している世界的に有名なロンドンのスポーツ会場であるウェンブリー・スタジアム、ウィンブルドンのオール・イングランド・テニスクラブ(テニス競技会場)、ローズ・クリケット・グラウンド(アーチェリー競技会場)が加わる。

 2012年五輪を訪れる人はこれまでの五輪開催都市とは異なり、ジャベリン・トレイン(高速鉄道)、テムズ・ケーブルカーなどの革新的な要素が既存の建築・文化遺産とうまく溶け合っていることに気付くだろう。


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