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きれいなディーゼルが重要、ストックホルムで気候会議

 【ワシントン2012年6月6日PRN=共同JBN】ヒラリー・クリントン米国務長官は3日、スウェーデンのストックホルムで「気候と大気浄化連合(Climate and Clean Air Coalition)」が開催した特別イベントに出席、温室効果ガス排出削減の国際的重要性を強調した。

 クリントン長官は「われわれは能動的協力がなければこの危機を打開できないし、実際、石油・ガス企業、ディーゼルトラックのメーカー、環境保全技術企業など民間部門のリーダーシップは埋め立て地のメタンをクリーンエネルギーに転換するうえで役に立つ」と述べた(http://www.state.gov/secretary/rm/2012/06/191694.htm)。

 ディーゼル・テクノロジー・フォーラム(Diesel Technology Forum、http://www.dieselforum.org/index.cfm)のアレン・シェーファー事務局長は、世界的物流の90%以上がディーゼルエンジンに依存、ディーゼル車は増え続けており、クリーンなディーゼルテクノロジーの進歩は国際的な関心を集めつつあると語った。

 シェーファー事務局長はまた以下のように語った。

 「米国のディーゼルエンジン・メーカーは数十年に及ぶ研究と革新的な技術進歩を受けて生産し続け、ほぼゼロエミッションの新型ディーゼルエンジンに結実した」(http://www.dieselforum.org/index.cfm?objectid=9190FC80-B401-11E0-861B000C296BA163)」

 「馬力、エネルギー効率、信頼性、低排出の独特な結合により、ディーゼルエンジンは誰もが認める世界経済の“役馬”になっている」

 シェーファー事務局長によると、米国におけるヘビーデューティー・ディーゼルトラック、バスの排出でオゾン先駆物質の窒素酸化物(NOx)は99%、粒子状物質は98%それぞれ減少した。

 「このような進歩にとって決定的だったのは、超低硫黄ディーゼル(ULSD)燃料の供給力だった。それは硫黄排出を500PMから15PMに97%削減した」

 クリーンディーゼル・エンジンテクノロジーの進歩に関する新研究は以下の通り。

 *2012年5月24日、米カリフォルニア州大気資源局(CARB):主としてクリーンなディーゼルテクノロジー進歩のおかげで、環境大気中の黒色炭素(BC)を20年間に50%削減した、と国際的な科学者らが報告

 *2012年3月、米環境保護局(EPA)の黒色炭素(BC)に関する議会報告:「新型モバイル・ディーゼルエンジンの制御によるところが大きいが、米国は2030年までにBC排出の大幅削減を達成できる」

 *2012年4月12日、健康影響研究所(HEI)の研究:「概して、ディーゼル排気暴露による生物学的影響はほとんどみられない」

 *2012年4月23日、ノースカロライナ州立大学から:新基準に適合するディーゼルトラックはNOxの排出が98%、PM排出が94%減少した

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 アレン・ショーファー氏はhttp://www.profnetconnect.com/allen.schaeffer


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