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4月の民生用機器国内出荷額42%減の1278億円、車載向けは上昇

 電子情報技術産業協会(JEITA)が23日発表した4月の民生用電子機器国内出荷実績によると、出荷金額は前年同月比42.2%減の1278億円で、9カ月連続でマイナスとなった。

 分野別にみると、映像機器は61.9%減の693億円で9カ月連続のマイナス。音声機器は26.2%減の106億円で16カ月連続のマイナスとなった。一方、カーAVC機器は92.7%増の479億円と5カ月連続のプラスとなった。

 製品別の動向では、薄型テレビ計は70.1%減の50万2000。BDレコーダ及びプレーヤは61.8%減の23万3000台。このうち3D対応は38.3%減の19万4000台となり、BDレコーダ及びプレーヤが全体に占める割合は83.1%となった。

 ラジオ受信機は24.8%減の16万台で昨年3月の東日本大震災以降プラスが続いていたものの、14カ月ぶりにマイナスに転じた。ICレコーダは7.1%増の12万9000台と5カ月連続のプラス。

 ステレオセットは15.9%減の4万2000台と7カ月連続でマイナス。アンプは5.4%増の1万2000台と5カ月連続のプラス。スピーカシステムは18.4%減の3万4000台と10カ月連続でマイナスとなった。

 カーCDプレーヤは85.7%増の30万7000台と2カ月連続でプラスとなった。カーカラーテレビは231.7%(約3倍)増の10万8000台と9カ月連続のプラス。カーDVDは108.1%増の1万9000台と2カ月連続でプラス。

 カーナビゲーションシステムは100.9%(約2倍)増の41万3000台と7カ月連続でプラスとなった。ETC車載ユニットは26.4%増の33万3000台と4カ月連続でプラス。

 カーAVC機器全体がプラスとなった主な要因としては、昨年の東日本大震災の影響で自動車生産が落ち込みカーAVC機器の出荷もマイナスとなったことに対する反動増や、自動車販売台数増加が挙げられる。


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