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アウディが最高級電動アシスト自転車「ヴェルターゼ」発表

【インゴルシュタット(ドイツ)16日PRN=共同JBN】
―カーレーシングと同様、ピークパフォーマンス時に完璧に焦点を合わせている
―アウディの超軽量デザインの原則に則り、フレーム、スイングアーム、ホイールはカーボン繊維製 
―設計統括のウォルフガング・エッガーは言う。「設計にあたり最重視した原則、それは厳密な機能性と究極のスポーツ性能である」

 5月16日をスタートの日として、アウディはオーストリア・ケルンテン州の有名保養地、ヴェルターゼで最高に心躍るスポーツ型自転車、「アウディ e-バイク・ヴェルターゼ(e-bike Worthersee)」を初めて公表することになった。この自転車のプロトタイプは、電気駆動と人間の筋力の結合である。主任デザイナーのウォルフガング・エッガーのコメントはこうだ。「スポーツ性能と曲乗りのような運転技法に高い機能性を持つ電動バイクとして、この自転車はアウディ・デザインの核心を形成する能力、すなわちウルトラ(超絶)、eトロン(電気駆動システム)、結合にその特徴がある」。

 「アウディ e-バイク・ヴェルターゼ」は初の大公開をアウディ、フォルクスワーゲン(VW)、シーツ、スコダの愛好者との31回目の交流イベントである「ヴェルターゼ・ツアー」の場としている。このツアーでは自転車競技プロのジュリアン・デュポンとマウンテンバイク競技のダウンヒル・スペシャリスト、ペトラ・ベルンハルトがスタント芸とストリートバイクの技を披露する。

 マルチメディアのニュース・リリースを観るには、以下をクリック。
 http://multivu.prnewswire.com/mnr/prne/audi/53820

 この新自転車製品の妥協を許さないダイナミズムがまず目に飛び込むはずだ。ミュンヘン・コンセプト・デザイン・スタジオで働くデザイナーの1人、ヘンドリック・シェーファースは「アウディ e-バイク・ヴェルターゼを開発する際、われわれはカーレース向けの設計原則に注目してインスピレーションを引き出した。このe-バイクは一見して信じ難いほどの精度、高度の感覚性と厳密な機能性を備えている。まさにデザインの努力は、スポーツ車としての機能に集中させたのである。かくして、デザインのすべての要素はその技術的な特性としっかり結び付いている」と説明する。

 軽快なフレームは低重心性と全体としてのコンパクトな容積を強調している。かくして、e-バイクはスポーティな運転の極致にあっても素晴らしいしなやかさを維持する。リチウム・イオン電池はフレーム内臓で、完全充電に必要な時間は2時間半。長時間のツアーを試す際には、電池をはずして充電済みの電池と交換するために若干の簡単な操作が必要となる。


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