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クラシック・ファクトリー社、純粋の英国製スポーツカー

 【コベントリー(英国)22日PRN=共同JBN】スイスのデザイン事務所、クラシック・ファクトリー社(Classic Factory)はこのほど、伝説的なジャガー・Eタイプを現代風にアレンジしたモデルで世界的な成功を博した。顧客の需要に応え、限定版を出す決定が下された。

 クラシック・ファクトリー社の最高経営責任者(CEO)で、この車のデザイナーでもあるロバート・パーム氏は「当社は『英国製』というラベルをただの言葉ではなく本当のコンセプトにしたかった。ライアンハートK の部品のすべては英国で開発、設計、手作業で作られたものだ。ライアンハートK のデザインはクール、エレガント、洗練、控えめでありながら強力でダイナミックという最高の英国らしさを表したものだ」と述べた。

 5000CCのスーパーチャージャーつきV8エンジンは最高出力550PS、最大トルク680Nmを出す。最先端のアルミ・シャシーは重量1600キロを切り、それをカーボンファイバーのパネルが覆う。ライアンハートKは4秒以内に時速100キロに達し、最高時速(エレクトロニクス上の限界)は300キロ。

 ライアンハートの設計哲学はシンプルで、純正な材料だけを使うというもの。カーボンファイバー、革、化粧板、磨き仕上げのステンレススチール、ブラッシュド・アルミニウム、クロムメタル、他には何もない。外装、内装は細部にわたり細心の注意が払われている。伝統的なフロントヒンジのクラムシェル・ボンネットを開けると、アルミ製のエンジンが見える。

 ライアンハートKは英国コベントリーで熟練の職人によって完全な手作りで製作されており、この目的のため新会社、ライアンハート・カー(Lyonheart Cars Ltd.)社が設立された。現在、ライアンハートKの最初の50台の注文が取られており、値段は標準仕様で495000ユーロ(税別)。納期はおおよそ18カ月。

 詳しい情報はウェブサイト(http://www.lyonheart.com)を参照。

 ライアンハートの資産、知的所有権、デザイン、ブランド権はすべてクラシック・ファクトリー社が所有している。


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