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ウェザーニューズが桜開花傾向を発表、今年は平均よりも遅め

 ウェザーニューズは20日、今年の桜開花傾向を発表した。各都道府県における桜の名所660カ所での開花見通しを調査。今年のソメイヨシノの最も早い桜の一輪開花は、3月下旬から九州、四国太平洋側の沿岸部で始まり、短い期間で西日本、東日本へと広がるとされ、都心周辺では3月下旬から4月はじめに開花のピークを迎えると予測した。

 1月・2月は強い寒波により記録的な積雪となったところもあったが、しかっりと冬の寒さが続いたことで、桜の芽は「休眠」状態から覚め、開花に向かっての生長のスタートをスムーズに切れたと考えており、あとは春に向かって気温が上がるにつれ生長が進んでいく。ただ、今年は2月の気温も平年より低いところが多いことから、春本番の暖かさを感じられるのは3月中頃になってからの予想。

 また、暖かくなってからも寒の戻りがあり、つぼみの生長が足踏みすることもある。このため、今年の開花は全国的に過去5年の平均よりも遅めで、西日本~中部では過去5年の中でも一番遅くなるところが多くなると予想している。

 被災地の桜の開花については、波の影響を受けた桜もあったが、塩害などの影響を受けた宮城県名取市や石巻市、石竈市などの地域の桜の木でも、花を咲かせた報告があったことから、幹や枝に大きなダメージを受けていない桜であれば今年も無事に開花を迎え、美しい花が咲きそうで、今年は、津波の影響を受けた桜の様子にも注目し、生長の様子を追っていく―としている。


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