三菱自、欧州生産拠点「ネッドカー」車両生産を年内で終了
三菱自動車は、欧州の生産拠点であるネザーランド・カー・ビー・ブィ（ネッドカー）での車両生産を２０１２年末で終了し、２０１３年以降は新たな生産車両を投入しないことを発表した。
現在、ネッドカーでは、欧州向け「コルト」の生産及び同「アウトランダー」のＫＤ生産を行っている。自動車事業を取り巻く大きな環境変化の中で、三菱自動車としてネッドカー生産事業を活用する見通しを立てることができず、今回、２０１３年以降の新たな生産車両を投入しないことを決定した。
欧州は今後も同社の重要な市場であり、日本及びタイから製品供給を継続することにより、商品構成やサービス体制には全く変更はないとしている。なお、２０１３年以降のネッドカーの存続の可否については未だ決定してなく、今後関係者と協議を開始するという。
なお、平成２４年２月２日に公表しました平成２４年３月期の通期連結業績予想につきましては、諸状況を勘案のうえ変更いたしません。
ネッドカーは１９９１年に、三菱自動車、スウェーデンボルボ、オランダ政府の三者合弁事業として新たにスタート。２００１年３月、三菱自動車がネッドカーの全株式を取得し、現在に至っている。
１９９５年より「カリスマ」を生産し、その後「スペーススター」を生産。現在は「コルト」と「アウトランダー」を生産。現地調達率は、コルト約８５％、アウトランダー約２０％。三菱車の累計生産台数は、約１１０万台。
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- ［四輪・二輪］三菱自、欧州生産拠点「ネッドカー」車両生産を年内で終了 2012/02/07 火曜日
