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ハイアール、CESでクラウド・リビングなど最新家電展示

 【ラスベガス(米ネバダ州)11日PRN=共同JBN】世界大手家電メーカーのハイアール(海爾)は今週ラスベガスで開かれている国際家電ショー(CES 2012)で、今年の製品ラインアップを公開し、消費者の視覚体験を大幅に向上させる一連のイノベーションを実現した印象的なテレビを展示した。

 これら製品には、家庭内で「クラウド環境リビング」モデルを生み出す素晴らしい水準の接続性、事実上エッジレスなクラウドTV、眼鏡を使わない3Dテレビ、ワイヤレススマート機器、クラウド・インタラクション、視聴者が心の中でテレビを制御することができる強化マインドウェーブ(脳波)技術が含まれる。これら製品およびその他革新的な製品は、CESのブース#9826で1月13日まで展示される。

 今年の製品ラインアップで先頭に立つのは「クラウド・リビング」ソリューションであり、それは「クラウド・ホーム」の中心にまさにテレビを据えることである。テレビの役割は長年のエンターテインメント端末から広範なサービスを提供できる(インターネット)接続可能なプラットフォームに移行するまで進化した。最新のハイアール製テレビは、この進歩をさらに一歩進め、「クラウド・リビング」テレビを提供して、携帯電話、コンピューター、PDAなどほかの端末と直接送受信する情報ハブの役割を果たす。さらにクラウド技術を備えるテレビは、洗濯機、PC、その他家庭内機器を制御するリモートとして働くことができる。

 CES 2012で展示中のその他イノベーションは、ハイアールの事実上エッジレスのクラウドTVであり、これはフレーム超えに画像を写すことでユーザーの視覚的楽しみを強化する。これが2Dあるいは3D視聴の双方で印象的なテレビ体験を提供する。

 ハイアールはまた3Dテレビ体験を変えようとしている。ハイアールの眼鏡を使わない3Dテレビは、3D用眼鏡を付ける必要をなくすので、より楽しく利便性のある体験ができる。

ハイアールはさらなる開発の中で、新たにアップグレードしたマインドウェーブ(脳波)技術を展示している。これによって視聴者とテレビの間のインタラクションに変革が起こり、ユーザーはチャンネル変更から音量調整までマインドウェーブによってテレビを制御する能力が得られる。

 ハイアール・グローバル・ブランディング・センターのザン・ティーヤン所長は「ハイアールは家庭向けの技術的イノベーションの新基準を設定し続けており、それは世界のテレビ産業の代表的傾向を結合するCESでの当社2012年製品ラインアップの特徴である。当社の戦略は顧客のホームエンターテインメント体験を強化して、デジタル時代の生活の興奮を楽しんでもらうソリューションを提供することである。ハイアールのクラウド・リビング製品提供は、ユーザー重視のイノベーションに対する当社コミットメントの証明である」と語った。

 ハイアールはまた家電ショーで、特に米国消費者向けに設計された高級機器など一連のその他製品を展示している。これら製品は統合ステンレススチール・キッチンを含み、有力なエネルギー節減技術による最先端設計と3ドア冷蔵庫を提供する。

 ▽ハイアール(海爾)集団有限公司(Haier Group Co. Ltd)について
 1984年、現在のハイアール社会長兼最高経営責任者(CEO)の張瑞敏氏の下で中国・山東省青島に設立されたハイアール社は、中国および世界で第1位の家庭電器製品ブランド。(情報源は、ユーロモニター・インターナショナル社の2010年データに基づくユニット当たり小売大量販売)ハイアール社の製品は北米、欧州、中東、アジア、アフリカ地域の165カ国以上で販売されている。同社は61の商社、24の製造施設、10のR&Dセンター、21の工業パークを保有し、世界に7万人余りを雇用している。2010年の売上高は135億7000万人民元(207億米ドル)に達している。ハイアール・グループの子会社であるハイアール・エレクトロニクス・グループカンパニー(HKG:1169)は香港証券取引所のメーンボードに上場されている。ハイアールの子会社であるチンタオ・ハイアール(青島海爾)もまた、上海証券取引上に上場されている。

 CES 2012のイアール製品ラインアップの詳しい情報は、ウェブサイトwww.haier.comを参照。


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