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インド、中国に成長の機会、ジョーンズ ラング ラサールが調査

【シンガポール19日PRN=共同JBN】不動産サービスのジョーンズ ラング ラサール(http://www.ap.joneslanglasalle.com)が実施した調査によると、銀行業界の企業不動産(CRE)の幹部は、中国とインドに確実な成長の機会を捉え、同時に労働力の機動性計画をサポートするため北米にある不動産規模の適正化を行っている。

同調査は、全体として2兆5000億ドルの運用資産を保有し、米国とカナダに約17万人の社員を雇用している7つの大手米銀と金融サービス会社を対象にして行われ、戦略的なCREポートフォリオ管理が金融ひっ迫に前向きの影響を与える可能性があることがわかった。

▽レイン・マッケンジー氏
ジョーンズ ラング ラサールのアジア太平洋バンキング・インダストリー・グループ責任者のレイン・マッケンジー氏(http://www.joneslanglasalle.com/Pages/ContactDetail.aspx?ContactID=9557)は、「地理的なバランスの回復が起こりつつある。銀行および金融会社は、特に十分に成長した市場でそろってコストを抑制し、明るい成長見込みのある発展途上国でビジネスを拡大し、競争を強めている」とコメントした。

▽銀行業界調査の主要な結果は以下を含む。
 *南アジア(特にインド)と北アジア(特に中国)は、銀行部門に2020年までに最も魅力的な成長の機会を与える。
 *調査回答者の40%以上は、2013年までにモビリティー計画に登録される米国の労働力を16%から30%の間になると予測する。これは従業員雇用増の可能性を持つとともに業務費を削減する傾向の一つである。
 *不動産のトップ最優先策としては、ポートフォリオの柔軟性と不動産スペース利用率を高める総専有費(施設費)のコスト管理。

▽インド、中国は主要な事業拡大目標
金融部門が今後12カ月にかけて事業縮小あるいは成長のいずれを予測しているかの質問に対して、回答者のすべてが2%以下のレベルではあっても緩やかな成長から中程度の成長を予測すると答えた。

銀行幹部が将来の不動産成長計画に関係する戦略策定をする際、新興市場が最強の成長軌道を示すよう割り当てることで、地理的要因が方程式の中で重要な役割を果たす。調査によると、南アジア(主としてインド)と北アジア(主として中国)は銀行部門に2020年までに最も魅力的な成長の機会を与えることになる。ほとんどの回答者は近い将来について、北米における不動産面積を削減する計画である。

同調査結果は、ジョーンズ ラング ラサールの2011グローバルCRE調査(http://www.joneslanglasalle.com/ap/global-cre-survey-2011)の結果を反映しており、銀行および金融会社の回答者の78%は、今後3年内にアジアにおける成長がCRE戦略に最も大きな盛況を与える要因になると答えている。「バンキング・アンド・ファイナンシング・セクターの動向」と題するリポート(http://www.joneslanglasalle.com.sg/ResearchLevel1/JLL_Global-Banking-and-Finance-November_2011.pdf )は、銀行および金融幹部に影響を及ぼす3つの世界的動向がスマートな成長、柔軟性、C-Suite(CEO、COO、CFOなど企業幹部の総称)へのより強固な関係であると指摘している。

マッケンジー氏は「銀行および金融業界のCRE幹部は、より少ない人員でより多くの仕事を仕様と努めている。例えば、生産性を高める職場の戦略採用あるいはエネルギー・コストを削減する持続性手段を開発しながらブランドイメージを強化し、顧客と従業員の期待に応えることなどである」と語った。

▽ジョーンズ ラング ラサール(Jones Lang LaSalle)について
ジョーンズ ラング ラサール(ニューヨーク証券取引所:JLL)は、不動産に特化した金融、プロフェッショナルなサービス会社で、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、国内外を問わず世界中で広範囲な知識を有する専門家が、不動産に関するサービスを提供している。グループの2010年度の売上高は約29億ドル。全世界の70カ国、約1000都市を網羅する200の事業所で業務を展開するともに、プロパティサービスおよび企業向けファシリティマネジメントサービスにおける世界のリーディング カンパニーとして、約1億8000万平方メートル(約5060万坪)の不動産を管理している。 ジョーンズ ラング ラサール グループ内で不動産投資・運用を担当するラサール インベストメント マネージメントは、総額約479億ドルの資産を運用している。

ジョーンズ ラング ラサールのアジア太平洋地域での活動は50年以上に及んでおり、現在では13カ国、77事業所で約2万800人のスタッフを擁している。同社はブルームバーグTVから2011年アジアパシフィック・プロパティアワードでベストプロパティコンサルタンシーに選出された。日本の詳細な情報は以下のホームページを参照。
www.joneslanglasalle.co.jp


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