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小型商用アクスル製造施設追加、AAM社が中国合弁企業を拡大

【デトロイト1日PRN=共同JBN】ニューヨーク証券取引所(NYSE)にAXL名で上場しているアメリカン・アクスル・アンド・マニュファクチャリング・ホールディングス(AAM)は1日、安徽江淮汽車(JACグループ)の子会社である合肥車橋(Hefei Automobile Axle Co., Ltd. 、HAAC)の小型商用アクスル事業を全面的に含めるよう既存の合弁企業を拡大すると発表した。

既存合弁企業の合肥・AAMオートモーティブ・ドライブライン&シャーシ・システム社(Hefei AAM Automotive Driveline & Chassis System Co., Ltd.)は現在、中国の独立系ブランド乗用車、SUV、MPV向けリアビームアクスル、後輪駆動モジュール(RDM)、出力伝達装置(PTU)、サスペンション・コーナーの主要サプライヤーである。小型・中型商用アクスル事業を加えることによって、この拡大された合弁企業は、JAC、北京汽車・北汽福田汽車(BAIC Foton)を含む中国のいくつかの軽量トラックメーカーにフロントおよびリアビームアクスルを供給することになり、AAMは中国の小型商用トラック部門で第2位のアクスル供給企業となる。

拡張合弁企業は中国規制当局の認可対象であり、2011年12月に業務を開始する予定である。

拡大合弁企業は安徽省都の合肥にある省レベルの経済開発区に所在し、10万7226平方メートルの敷地と5万4000平方メートルの製造施設面積を持っている。

AAM共同創業者であるリチャード・E・ダウチ会長兼最高経営責任者(CEO)は「拡大された合肥・AAM合弁企業は、急成長中の中国市場における当社製品提供と顧客を拡大する。この施設で製造される新しい製品とともにサービス提供される新規顧客は、AAM製品ポートフォリオ、顧客基盤、世界的な製造および調達の足場を拡大、多様化するという当社長期戦略を支援する。AAMはこの重要な事業ベンチャーでJACグループとの提携関係の拡大を喜び、この先何年にもわたる事業の成功を期待している」と語った。

▽JACグループについて
JACオートモーティブは、中国とトップの自動車OEM企業である。同社の主要製品は小型商用車、中型・大型商用車、MPV、SUV、乗用車など。

▽AAMについて
AAMはトラック、スポーツ用多目的車、乗用車、クロスオーバー・ユーティリティー・ビークル(XUV)向けのドライブラインとドライブトレインのシステムおよび関連部品・モジュール、シャーシ・システム、金属成形製品の製造、エンジニアリング、設計、検証の世界リーダーである。AAMは米国(インディアナ、ミシガン、ニューヨーク、オハイオ、ペンシルベニア各州)にある拠点に加えて、ブラジル、中国、ドイツ、インド、日本、ルクセンブルク、メキシコ、ポーランド、韓国、スウェーデン、タイ、英国にもオフィスもしくは製造施設を保有している。


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