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独ウルトグループが新会社設立、中国・常州市の産業開発区に

 【常州(中国)27日PRN=共同JBN】ドイツのウルトグループが総額4500万米ドルを投じて設立した常州の威能化学技術公司(Weineng Chemical Technology Co.)の起工式が21日、常州国家高技術産業開発区で行われた。

 新会社は主として、自動車、自動車保守、工業機械に用いられる水性と溶剤のクリーナー、ブレーキオイル、クーラント、燃料添加剤、オイルとオイル添加剤、コーティング、ペイント、研磨剤、自動車保守用製品などの研究、貿易、開発、製造、処理、保存、充填とその販売を行う。建築面積5万平方メートルの新会社は、2012年10月に完成、操業に入る予定で、年間総売上は6億人民元と見込まれる。

 ウルトグループの創業は1945年。アセンブリーとメンテナンス用製品の世界大手プロバイダーである。グループは10万点以上の製品を持ち、世界84カ国に420の子会社があり、従業員は6万人以上である。グループの顧客は世界で300万を超え、高品質の製品とサービスを提供している。グループの2010年総売上は100億米ドル。

 常州市の朱鋭副市長は起工式で挨拶し、常州市に威能(常州)化学技術公司が設立されたことは、単に常州国家高技術産業開発区がアジア太平洋地域におけるウルトグループ最大の化学製品基地になることを示すだけでなく、グループの中国に対する「楽観的見方と常州市のコミットメント」に対する戦略的先見性を示すものであると語った。副市長はさらに、この設立が「傑出したサービスで進出企業を遇する」という城主国家高技術産業開発区のサービス精神を反映したものであり、これによって世界中からますます投資と企業を引き付けていると述べた。

 常州国家高技術産業開発区は国の内外から多くの投資家を引き付けており、それには以下の企業が含まれている。ドイツに本社:ランクセス、レオーニ、バエルロッヘル、オットーボック、ホルビガー、リンデグループ。スイスに本社:ジョージフィッシャー、メトラー・トレド。米国に本社:テレックス、アシュランド・ケミカル、コーラー、チャート、ビステオン、マグナ・パワートレイン、V&M、ポリント・グループ、キムコ・モーターズ。日本に本社:小松製作所、新日本製鐵グループ、沖電気工業、ブリヂストン、富士通、富士重工。


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