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スピリット・エアロシステムズ、エアバスA350XWBの胴体パネルを初出荷

 【ウィチタ(米カンザス州)25日PRN=共同JBN】商用機の組み立て部品、部品の世界最大の独立系サプライヤースピリット・エアロシステムズ社(Spirit AeroSystems Inc.)は25日、ノースカロライナ州の同社キンストン施設から最初の生産となるエアバスA350XWBの複合材中央胴体パネルを出荷した。セクション15胴体パネルはフランスのサンナゼ-ルに送られ、そこで最終的な骨組み組み立てが行われる。

 胴体のセクション15はスピリットが製造した中央複合材アッパーとフォワードロワーの骨組みで構成されている。

 同社ノースカロライナ事業部門のダン・ウィラー副社長兼ゼネラルマネジャーは「当社ノースカロライナ・チームはこの重要なマイルストーン達成のために切磋琢磨してきた。当社の顧客の支援を受け、われわれはエアバスのメソッド、ツール、プロセス、システムを成功裏に一体化した。われわれはエアバスと協力して、最終アセンブリー段階の一歩手前に向けエアバス側のすべての要望とデリバリー期限を満たすように仕事を進めており、これらの複合材胴体パネルの出荷はスピリットの社員の素晴らしい成果である」と語った。

 スピリットは2008年5月にエアバスとの契約を締結し、A350XWBの複合材中央胴体セクションの設計と生産を担当している。スピリットはまた、A350XWBのスパーと固定前翼を設計、製造している。

 ウェブサイト:http://www.spiritaero.com

 ▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit AeroSystems, Inc.)について
 米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズは商用航空機アセンブリーと部品の世界最大手独立系サプライヤーである。カンザス州にある施設のほか、オクラホマ州のタルサとマカレスター、ノースカロライナ州のキンストン、スコットランドのプレストウィック、英プレストン、マレーシアのクアラルンプールに施設がある。フランスのサンナゼールには新しい製造施設を建設中である。米国での同社中核製品には胴体、パイロン、ナセル、翼部品が含まれている。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール(MRO)、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。


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