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中国ハイセンスが「アイTV」発表、人向けスマートテレビ

 【北京17日PRN=共同JBN】3カ月前に「スマート戦略」への移行を大々的に発表したハイセンス・グループ(Hisense Group、海信集団)は8月16日、中国カラーテレビ業界における革命的製品として個人向けのスマートテレビ、「アイTV(I'TV)」の発売を発表した。ハイセンス・グループの周厚健会長は発表にあたって「この新しい製品は、『マイクロ革新と大きな革命』の結実として、私の子供の時の夢でありいつか作りたいと長い間考え続けてきた革命的製品である」と語っている。

 アイTV(自分のテレビ)は世界初のパーソナル化したスマートテレビである。ハイセンスによると、アイTVは市場に出回っている「パッド」型のタブレットと比較して、主な機能はテレビであり、同時にテレビ用チップ搭載のタブレット型PCとして位置づけられる。

 アイTVはスマートテレビとして、(居間で受信出来るケーブル・テレビのどんな番組でもアイTVやスマートフォンに送信できる)大型スクリーンから小型スクリーンへの送信を可能にする独自機能を備えている。また、(どのようなビデオ番組でも、とりわけオンラインのアイTVで見つけた高精細番組をも居間の大型テレビに送信可能な)小型スクリーンから大型スクリーンへの送信が可能であり、(離れた場所から居間にあるテレビ番組を視聴する)リモート・スクリーンなど、複数のスクリーンとの互換性を備え、完全に同調させコントロールすることが可能になっている。これらの機能はいつでもどこでもモバイル・テレビ番組への完全なオンデマンドでのアクセスを提供している。その上、優れたお薦め番組機能やソーシャルネットワーキング機能を含む組み込みソフトウエア・アプリケーションのおかげでアイTVでは、インターネット、エンターテインメントコンソール、PCと特別ツールなどテレビを視聴する体験に完ぺきな革命を起こすものがすべて一体化している。アイTVは実のところ、テレビ・セットを完全に再進化させ変身させたソーシャルテレビの形態となっている。

 ハイセンスはアイTVの発売によってカラーテレビ業界を再定義し変身させようとしている:方法の一つはシン・ターミナルのアプリケーションを経由して、視聴機器からテレビのコンテンツを切り離すというやり方である。テレビ番組をテレビ受像器で視聴するという考え方は次第に薄れ消えていくだろう。

 2番目の方法は、クラウド・プラットフォームを利用することである。ターミナルをサポートすることに注力した運営モデルは、従来型のテレビのあり方に挑戦することになる。機能をパーソナル化されたインテリジェント・リモートコントロールにアップグレードすれば、ハイセンスのバックグラウンドで行われる付加価値サービスへのトラフィックが大幅に増えることになる。ハイセンスの採用する消費者中心のビジネスモデルの見通しは将来を約束されている。


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