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世界航空業界の成長が3カ月連続増加、OAG最新統計リポート

 【シカゴ8日PRN=共同JBN】世界の航空会社は、8月の便数が277万、座席数が3億5160万を予定しており、昨年8月に比べそれぞれ8%と5%の伸びとなる。UBMエイビエーション(UBM Aviation、http://www.ubmaviation.com)ブランドの一つであるOGA(http://www.oag.com)の最新統計によると、世界の航空業界の成長がこの割合で増加したのは今回で3カ月連続となる。8月のOAG FACTS(便数と座席数トレンド統計)リポートによると、対前年比では便数が9万213、座席数が1610万とそれぞれ増加している。

 UBMエイビエーションのピーター・フォン・モルトケ最高経営責任者(CEO)は「とりわけ多くの主要市場で不確定な経済状況にある中で、この規模の安定は大変ありがたい。航空業界の立案者はこの着実な上方傾向に自信を深め、乗客需要のシェアを最大にするルート開発機会の模索に励むことになろう」と語った。

 今月の数字は世界的に消費者信頼感の増加を示しているものの、地域的な業績では大きな変化が一部ある。

 今月の地域間成長の最も高いレベルはアフリカ域内で、便数で11%、座席数で9%の増加となっている。それに続くアジアでは、便数10%、座席数7%がそれぞれ増加した。しかし、アフリカだけは、2010年8月と比較するとアフリカ域外への発着の便数が4%減、座席数が3%減となった。

 中東地域はアフリカの傾向の反対を示している。中東域外への発着便数、座席数とも8%増加し、中東域内での便数1%、座席数3%という小幅な増加を上回っている。

 アフリカの主要ハブ空港と西欧間の便数が顕著な減少を示す一方、西欧と中東ハブ空港間の座席数が2倍となり、西欧がこれらの地域差で重要な要因となっているようである。

 世界中の特定の空港、ルート、国・地域についての情報、解説、チャートを盛り込んだ2011年8月のOAG FACTSの詳細については以下のウェブサイトから入手できる。

 http://www.oagaviation.com/oag-facts/2011/august-executive-summary
 OAG FACTSは世界中の航空会社の活動について視覚的な評価を毎月更新して提供している。OAG FACTSはインタラクティブなグラフを使用し、世界航空会社スケジュールのOAG統合データベースから提供される10年間の業績トレンドを表示している。


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