川崎重工、韓国・ＰＯＳＣＯ向け蒸気タービン発電設備を出荷
川崎重工は、韓国の製鉄大手ＰＯＳＣＯ（ポスコ）の光陽製鉄所（韓国光陽市）向けに、定格出力２９．７ＭＷの蒸気タービン発電設備を神戸工場から出荷した。
今回出荷した蒸気タービン発電設備は、コークス乾式消火設備（ＣＤＱ）に設置するもので、コークス炉で乾留された赤熱コークスを不活性ガスにて消火し、その顕熱をボイラで蒸気として回収し発電に利用する、エネルギー再利用設備。
ＰＯＳＣＯの光陽製鉄所は、既に５基のＣＤＱ設備を有しているが、今回、コークス炉の増設計画に伴い、エネルギー有効利用のため新たなＣＤＱ設備と蒸気タービン発電設備を導入する。
同社は１９５６年から産業用蒸気タービンの製作を開始し、現在までに約３４０台を納入しており、ＰＯＳＣＯ向けには１０基のＣＤＱ用蒸気タービンの納入実績がある。今回の同社製蒸気タービンの採用は、これらの実績に加えて、同社製蒸気タービンの優れた性能やライフサイクルコスト、同社への高い信頼が総合的に評価されたもの。
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- ［資源・鉄鋼］川崎重工、韓国・ＰＯＳＣＯ向け蒸気タービン発電設備を出荷 2011/08/05 金曜日
