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英テラ・リソーシズ社が資金調達、ロシアの石油ガス利権開発で

 【フランクフルト(ドイツ)20日PRN=共同JBN】フランクフルト証券取引所上場の独立系英石油ガス企業テラ・リソーシズ社(Terra Resources, PLC、フランクフルト証券取引所:T31)は20日、同社がロシアに持つ石油ガス田で生産を始めることを目的として民間投資家から資金調達を完了したと発表した。

 今回テラ・リソーシズ社が行ったエクイティ・ファイナンスは第1回分700万ドルで、今後はベーカー・ヒューズ社が作成した石油生産の作業プログラム第1期を完了するためにさらに多くの資金が必要な場合、追加資金400万ドルが入手可能になっている。

 テラ・リソーシズ社秘書役兼取締役のチャールズ・ソールズベリー氏は「この地域で最高の石油生産オペレーターを選び、当初資金も当社を熟知して協力してもらった投資家グループから得ることができたので、今後既存油井のキャップを外し、株主に対して最大価値を提供できることを喜んでいる」と述べた。

 ▽テラ・リソーシズ社(Terra Resources, PLC)について
 テラ・リソーシズ社はロシア・カルムイキア自治共和国の北カスピ海地方で本格的な石油ガス採掘権を得ている。この油田には64の油井があり、そのうち62は採取中の油井である。しかし、昨今のガス価格の低迷や高圧油井で石油を大量に産出する際の技術問題ガあって、これらの油井はキャップされ生産が行われていなかった。テラ・リソーシズ社は今回新たに熟練の経営陣に刷新され、オペレーターも経験ある企業を得て、油井を再度開け、輸送についても新たにガス、石油パイプラインの敷設を計画している。62の採取中油井のなかでも7油井はサブソルト層(海底岩塩下層)の発見によって「超大規模油田」である可能性があるとされ、その概要はチャップマン・ペトロリアム・エンジニアリング社が新たに発行した「適格者リポート51-101」に記載されている。同リポートによれば、「最高の条件」の場合、採掘権のある推定埋蔵量は金額で70億ドルから110億ドルの利権価値になる。この油田の可採年数を通じて開発にかかる金額は1億7500万ドルと推定されている。

 詳しい情報はウェブサイト(http://www.terraresourcesplc.com)を参照。


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