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エンパイアステートビル、新たに建設当時の歴史・工法などを展示

エンパイアステートビル 【ニューヨーク18日PRN=共同JBN】今年竣工80周年を迎えたエンパイアステートビルは18日、世界を代表するこのビルの驚くべき歴史、工法、建設を紹介する新しい常設展示を公開した。この常設展示は、ニューヨーク市スカイスクレーパー博物館のキャロル・ウィリス氏がキュレーターを務めており、「世界で最も有名なオフィスビル」80階に開設されて、展望台を訪れる人に一層豊かな体験を提供する。

 エンパイアステートビル・カンパニーのアンソニー・E・マルキン氏は常設展示などについて次のように語った。「5億5000万ドル以上をかけたエンパイアステート改造計画の一貫として、展望台体験を完全に一新した。鮮やかにアールデコの傑作を復元したロビーに始まり、前例のないエンパイアステートビルの工法と建設の常設展示にいたるまで、毎年ここを訪れる数多くの観光客のために全く新しいサービスを創り上げた。80階での新しい展示は、設計士、建築家、毎日の労働者の先駆的仕事への敬意として、ビルにエネルギー効率を取り入れた画期的工事に関する200万ドルのマルチメディア展示に加えられ、訪問する人すべてに教育的な価値を提供する」

 この常設展示はスカイスクレーパー博物館所蔵品からのコンテンツを加えて、3つのメーンテーマでまとめられている。

 *スピード:エンパイアステートビルは、1930年4月7日に最初の鋼鉄製コラムが設置されてからわずか11カ月後の1931年3月31日に完成した。1931年5月1日の正式な完成式より1カ月も早かった。

 *スケール:すべての面で巨大で記録破りのビルは、当時世界最高、最大の建造物を建設するために莫大な量の資材を必要とした。

 *鋼鉄:エンパイアステートビルの鋼鉄製枠組みは、すばらしいプロポーションを持つよう複雑な設計になっていた。このビルの建設はすべての点で通常とは異なり、それは現在でもそうである。

 この展示は数多くの記念すべき事実を紹介するとともに、建設当時の写真の複製やこの歴史を築いた3400人以上の労働者の思い出の品を紹介している。展示される文書には、当時の見事な写真、設計用スケッチ、完成予想図、建築ノート、勤務表などが含まれ、壁面写真、バナー、2つのパネル、7基のスタンドで紹介されている。また1931年以来の状況を見せるため、展示はビルの窓を利用して、実際に見てみないと想像できないユニークな工夫をこらしている。

 エンパイアステートビルのビジターは、有名な86階と102階の展望台へのルート沿いに展示を見ることになる。エンパイアステートビルは1年中休みなく午前8時から午後2時まで開いている。エンパイアステートビルの詳細はhttp://www.esbnyc.comを参照。

 ▽エンパイアステートビルについて
 マンハッタン中心部にそびえる高さ1454フィート(443・2メートル)のエンパイアステートビルは「世界で最も有名なオフィスビル」である。インフラ、公共スペースならびに快適な設備への新規投資によって、エンパイアステートビルは世界各地のさまざまな業界から一流のテナントを引きつけてきた。この超高層ビルはその堅牢な放送技術によって、ニューヨーク大都市圏市場の主要なテレビ・FMラジオ局をすべてサポートしている。エンパイアステートビルは米国建築家協会が実施した人気投票により米国で最もお気に入りのビルに選ばれた。ビル展望台は世界で最も愛されている名所のひとつであり、この地域で最高の観光スポットである。エンパイアステートビルについて詳しくはウェブサイト(www.esbnyc.com)、フェイスブック(www.facebook.com/EmpireStateBuilding)もしくはツイッター(@ESBObservatory)を参照。


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