新日鉄、釜石製鉄所電力工場が再開 県内一般家庭電力４割カバー
営業運転が再開した釜石製鉄所電力工場（写真・新日鉄） 新日本製鉄は、釜石製鉄所電力工場が１日に営業運転を再開したと発表した。同工場は岩手県で最大の出力規模を有する。東北電力への電力卸供給（契約電力）は１３万６０００キロワットで、今回の稼動により、県内における一般世帯の電力需要約４割をまかなうことが可能になる。
同工場では、東日本大震災発生時に緊急停止し、石炭燃料を受け入れる専用岸壁、揚陸設備が損傷を受けた。その後、電力需給ひっ迫問題などから、早期の再稼働を目指し、設備の健全性を確認するとともに、公共埠頭の活用等による石炭燃料の物流体制の構築を進め、６月下旬より試験運転を行ってきた。
同社では「電力不足が懸念される状況下、電力工場の安定操業を通じ、電力の安定供給に努めていきたい」とコメントしている。
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- ［電力・発電］新日鉄、釜石製鉄所電力工場が再開 県内一般家庭電力４割カバー 2011/07/04 月曜日
