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ドバイ国際金融センターに進出、FCS

【ドバイ(アラブ首長国連邦)27日PRN=共同JBN】ナハヤン・ビン・ムバラク・ナハヤン高等教育・科学研究相は、ファースト・キャピタル・オブ・スイツアーランド・インベストメント・バンク(First Capital of Switzerland Investment Bank、FCS)のドバイ進出を歓迎して、同行は地域最良の投資銀行のひとつとして顧客、投資家に対して継続して価値を提供していると述べた。

ナハヤン高等教育・科学研究相は「同行が今後とも組織として絶対的なインテグリティを保ち、輝かしい成功モデルとしてこの地域ならびに地域の人々の繁栄に貢献することを特に留意し続けてもらいたい」と述べた。

同相はまたドバイ、アラブ首長国連邦、近隣地域、さらに世界の昨今の経済状態の中で、顧客が厳しい経済環境に対処するために投資戦略、ソリューションを提供、実施する投資銀行のサービスが必要とされているとして次のように述べた。

「FCSのアラブ首長国連邦ならびにこの地域におけるビジネス戦略がコミュニティーに対して長期的な投資をすること、さらに地域全体の経済成長、繁栄に向けての計画をサポートする形で個人や企業に向けて確かなアドバイスをすることを基本にしていることに対して喜んでいる」

FCS最高経営責任者(CEO)アブダルラーマン・ムルタザ・アル・アンサリ氏は同行の発足はこの地域の新たなビジネスとして非常に刺激的なものだとして以下のように述べた。「当行は大胆で野心的だ。他行は今でも金融恐慌の後遺症に悩まされている。FCSは他行が恐れている地域でも進出する」

FCSは完全な投資銀行業務を提供しており、すべてのマーケット分野、すべての金融商品をカバーしている。同CEOはさらに加えて「FCSは顧客の資金調達を行うための強力なネットワークを生かした借入れ、リストラクチャリングに対するアドバイス、戦略的な提携関係を構築するための手助け、顧客に代わって行う調査、分析などを提供している。ドバイならびにアラブ首長国連邦は今後3年間、世界的に見てもっとも急速な成長を遂げると考えられている地域の中心にいる」

FCSはドバイを本拠にした専門投資銀行として、ドバイ国際金融センター(DIFC)に事務所を設けてきており、この地域全体に同行独自の金融商品、投資顧問ビジネスを行い、さらに中東・北アフリカ(MENA)、湾岸協力会議(GCC)、東南アジア、中国、インド、ラテンアメリカ地域でも戦略的な提携関係を開発している。

FCS最高執行責任者(COO)で資産管理部門の長を努めるアンソニー・ダニエロ氏は「FCSは個人富裕層、金融機関、法人に対して広範な資産管理戦略を提供しており、それには資産運用、信託、資産家向けのファミリー・オフィスなどのサービスが含まれる。FCSの活動の焦点はこの地域の個人富裕層に向けて個々の金融、後継者計画に対する需要に答えられるカスタム化されたサービスを提供することだ」と述べた。

FCSはこの地域が世界不況の影響から脱し、上昇するという強い信念を持っており、最近になってドバイ国際金融センターの認可を得、ドバイ金融サービス機構(DFSA)の監督を受けることになった。FCSは世界的に知られたビジネスの土台を元に投資銀行業務、資産管理、富裕層資産管理、信託業務を行おうとしている。


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