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スズキ会長が工場分散を言及も「選択肢の一つとして検討」と訂正

 スズキの鈴木修会長兼社長が23日に都内で開いた記者会見で「生産拠点の分散化は図らないといけない」と述べ、工場分散化を進める方針であると、報じられた件で、スズキは24日、「企業として地震、津波、液状化へのリスク対応策を検討する必要があり、その選択肢の一つとして検討していくとの認識を示したものである」と訂正した。

 同社の国内生産拠点は、静岡県5カ所、愛知県1カ所と集中している。なかでも、小型車および四輪車エンジンの組み立てや、エンジン主要部品の鋳造及び機械加工を担う、相良工場(牧之原市)は、中部電力の浜岡原子力発電所から約11キロの距離に位置する。もし、なんらかの影響で操業停止となれば、自動車生産に影響を及ぼしかねない。鈴木会長はそうした状況を踏まえて言及したものと思われる。


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