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オムニエア社、米国防総省からB777運航許可を獲得

 【タルサ(米オクラホマ州)8日PRN=共同JBN】オムニエアインターナショナル社(Omni Air International)は、米国防総省に対してボーイング777-200ER機による旅客輸送業務を提供するために必要な同省民間航空輸送評価委員会(CARB)の許可を得た。オムニ社はB777-200ER機による旅客輸送を行う初めての米国籍不定期航空会社。同社は2機目を7月中旬に導入する許可を得ている。

 オムニ社のジェフ・クリッペン社長兼最高経営責任者(CEO)は「オムニが民間航空輸送評価委員会から最初に旅客輸送の許可を得たのは1999年2月だったが、それ以来500万人以上の兵員を定期便、緊急事態、訓練、保養休暇などのフライトで運んできた」と語った。同氏はさらに「国防総省の民間航空輸送局は法律ならびに同省の命令によって同省向けにこのような業務を行っている民間航空会社に対して、継続的に監視、監督する義務を負っている。民間航空輸送局はその責任を遂行するための調査、分析のため、定期的な立ち入り調査、机上性能評価、周期的なエプロン検査、コックピット監査を行っている。オムニは何度も行われた評価の実施、7回の2年に1度の能力調査を通ったことを誇りにしている」と述べた。

 オムニ社の政府部門担当シニア・ディレクター、トリーシャ・フランク氏は「オムニは国防総省の兵員輸送において、今後も指導的な地位を占めていく。現存の B767-300ER機、B757-200ER機にB777-200ER機が加わることで、当社の近代的なフリートはさらに増強されることになる」と述べた。フランク氏はまた「当初、米輸送軍の首脳部から民間予備航空輸送部隊(CRAF)所属の航空会社に対してより近代的で、燃料効率の良い航空機を導入したらどうかという話があった時、その声に応えて最初にB777機を提案したチャーター航空会社は当社だった。制服男女に対してクラス最高の航空機を提供できることになり喜んでいる」と述べた。

 オムニ社は国際的に不定期便を運行する航空会社として成功、19年目を迎えている。オムニはB767-300、B757-200、DC10-30長距離型機からなるフリートを擁し、運行路線は75カ国以上におよび、合計6万便、30万フライト時間を達成している。同社顧客は米国、外国の政府、航空会社、その他旅客を国際的に移動させる必要がある顧客などである。

 オムニ社はオクラホマ州タルサを本拠にした不定期航空会社で米連邦航空局のFAA-121ライセンスを取得している。創業は1993年で、近代的で燃料効率の良い航空機とそれをサポートする「前向き(Can Do)」精神にあふれた航空専門家を提供することで航空業界のなかでも指導的な地位を占めてきた。


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