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給電スタンド、電池メーカーと提携、非接触給電のHaloIPT

ロンドン6日PRN=共同JBN】無線方式による車両用給電システムである非接触給電システム(IPT)の世界的リーダーであるHaloIPTは6日、IPT充電技術の大量生産をスタートさせるために新たに2つの戦略的提携を行ったと発表した。HaloIPTは欧州でチャージマスター(Chargemaster PLC)と、アジアではエビダ・パワー(Evida Power Ltd)と提携し、今後1年半以内にIPT充電を世界の電気自動車産業に提供するため協力する。

チャージマスターは英国で最多の電気自動車向け充電スタンドを持っており、英国にHaloIPT向けの最初の製造所を立ち上げる。この製造所では、地面に埋められた送信機パッドに電気自動車が駐車したりその上を走ったりした際に、統合受信パッドを備えた電気自動車が自動的に充電できるようにするハードウエアを製造する。今回の提携によって、チャージマスターは2012年第2四半期までに、すぐに展開できるようIPTシステムの完成後試験済み完成品を納品できるようにとの計画になっている。

HaloIPTはまた、電気自動車向けリチウム電池パックの設計・製造大手であるエビダ・パワーと戦略的提携を結んだ。エビダ・パワーは欧州、イスラエル、中国で事業を行っており、今後5年間にアジアで4万台のHaloIPTシステムを製造できるか実現可能性を探るためHaloIPTと協力する。これらのシステム・ユニットはこれからの電気自動車で仕様オプションとなる。

チャージマスターのデービッド・マーテル最高経営責任者(CEO)は「HaloIPT創立以来、電気自動車市場でこの技術が大きな可能性を秘めていると考えて同社にかかわってきた。チャージマスターは、電気自動車充電の先進的技術でこの分野をリードしてきたのを誇りにしている。IPT技術は将来に向けた無線充電方式を提供するため、当社の充電ソリューションを補完する」と語った。

HaloIPTのCEOであるアンソニー・トムソン博士は「チャージマスター、エビダ・パワー両社との提携によって当社はシステム構築のプロトタイプの段階を超えて、製造と業界への納品という段階に入るという重要な局面を迎えた」と述べている。


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