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ゴルフ場倒産、過去10年間で577件 今後増加に転じる可能性も

 一部回復基調にあるものの先行きが見通せない日本経済。バブルの象徴だったゴルフ場関連事業は現在、厳しい環境にさらされている。帝国データバンクが9日発表した「ゴルフ場経営業者の倒産動向調査結果」では、2010年までの過去10年間で倒産件数が577件で、それ以前の10年間(1991年から2000年)の約5倍に上ることが明らかになった。

 倒産件数は02年の108件をピークに減少傾向にあるものの、08年以降はほぼ横ばいで推移。2010年では前年比2件増の27件だった。倒産件数下げ止まりの状態が見られるものの以前環境は厳しい状況で、入場者数を確保するために単価の引き下げ等を余儀なくされているケースもあり、今後、増加に転じる可能性は高いと分析している。

 負債総額は、ピークの02年の2兆1897億9000万円と比べると2010年は10分の1の1675億9500万円(前年比25.9%減)。負債額のトップは、朝日リゾート開発(大阪府、1月破産)の187億円であるが、この10年間では初めて負債額200億円以上の倒産がないなど、負債規模の小型化が進んでいるという。


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