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三菱電機、トルコ向け通信衛星など2機を受注

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「Turksat 4Aおよび4B」のイメージ図(写真・三菱電機)
 三菱電機は8日、トルコの国営衛星通信会社「Turksat」から2機の通信衛星、「Turksat-4A」および「Turksat-4B」を受注したと発表した。

 今回の受注は、2008年に当社が日本のメーカーとして初めて自社製衛星バスを用いて受注したシンガポール/台湾の通信衛星「ST-2」に続く海外商用衛星で、海外メーカーとの厳しい競争を勝ち抜いての成果。

 三菱電機は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の推進する国内衛星開発プロジェクトの半数近くに主契約者として参画し、今日の日本の宇宙開発におけるトップメーカーとしての地位を築いてきた。また、440以上の海外衛星プロジェクトに衛星搭載機器の供給などで参画してきた。

 「Turksat-4A」および「Turksat-4B」の提案には、三菱電機の標準衛星バス「DS2000」を用いた。「DS2000」は、JAXAのデータ中継試験衛星「こだま」や、技術試験衛星VIII型「きく8号」をベースに開発したもの。2000年には「DS2000」により「ひまわり7号」を受注し、2008年にはシンガポール/台湾の通信衛星「ST-2」を受注して、自社製標準衛星バスを用いた海外商用衛星市場参入を果たした。

 現在、「DS2000」を採用した衛星は軌道上の5機と打ち上げ予定の3機があり、今回の受注により合計10機となった。三菱電機の標準衛星バス「DS2000」は、これまでの軌道上運用実績に裏付けられた高い信頼性と品質が特徴。


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