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ミネベア、カンボジアに中小型モーターの新工場 約50億円投資

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新工場建設予定地・プノンペン経済特区(写真・ミネベア)
 ミネベアは20日、カンボジアに、OA機器や家電・デジタル機器向け中小型モーターの組立工場を設立することを発表した。投資金額は約50億円。同社が新たな地域に大規模生産拠点を設立するのは、1997年の中国上海工場設立以来17年ぶりとなる。

 カンボジア新工場は、土地面積約20万平方メートル、工場延床面積2000~1万平方メートル。2011年4月からプノンペン特別市郊外にあるプノンペン経済特区内のレンタル工場で小規模の生産を開始し、2012年中に同区内に建設する自社工場へ順次生産を移管していく計画。

 新工場では、隣国タイにある同社工場から部品供給を受けて、主にOA機器や家電・デジタル機器向け中・小型モーターの組立てを行う予定。将来的に需要の拡大が見込まれている小型モーターなどの生産能力を増強し、タイをはじめとするアジア地域での生産ネットワークを強化することで、これまで以上に安定した供給力の確保と将来的なモーター需要の拡大に備える。


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