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認証獲得で新たな製造業支援策、検査組織のUL

【ノースブルック(米イリノイ州)19日PRN=共同JBN】環境評価および認証の世界的企業であるアンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)は19日、エネルギー・スター(ENERGY STAR=商標)計画の新規要件を満たすための準備を行う製造業の支援イニシアティブを発表した。各企業は認証組織の選択と、エネルギー・スターの要件を満たすかどうかの製品テストを行う組織との準備作業に入っているが、ULはウェブ上で行う無料のセミナー(ウェビナー)や、ポッドキャスト、マイクロサイトなどを通じて、新たな変更点や、認証獲得に至る最良の方法を製造業各社に伝えるようにしている。

米環境保護局(EPA)はこのほど、連邦エネルギー・スター計画に参加を希望する工業製品は、その製品のエネルギー効率に関して事前に認証組織の評価を受けてから製品ラベルを表示しなければならず、商品化後も基準に適合していかどうかの確認検査を受けねばならない、と発表した。これは2011年1月1日から実施される。

ULエンバイロメント社のスティーブン・ウェンク社長はこの点について「UL社は、エネルギー効率に関してエネルギー・スター計画の評価を高めることを目指しEPAやエネルギー省をサポートする役割を担っているが、これに加えて、製造業やエンジニア、設計技術者などに対して同計画の最近の強化措置に関する様々な教育手段を提供していく方針だ。こうした努力は、製造業各社がEPAの新たな要求基準を満たすとともに、自社の必要性に見合った最良の選択肢を理解するのを手助けするものだ」と語った。

ウェビナーは今年11月18日から開始されており、「EPAの新たな要求基準」「認証資格と順守の課題と最良事例」「エネルギー・スターに適合する既存および新製品の確認プロセス」といったさまざまなテーマで行われる。ULの訓練、教育関係リソースは、エネルギー・スターのマイクロサイトでみることができる。

ULはEPAが承認した公式検査組織として、エネルギー・スター製品の30カテゴリーについて認定・確認検査を行うことができる世界のEPA認定検査組織とともに、エネルギー・スターについて最も包括的な視野を持って組織であり、35製品について認証発行の認可をEPAから得ている。

エネルギー・スターは1992年に制定された制度で、エネルギー利用の効率化で温室効果ガスその他汚染物質の排出削減を目指して消費者がエネルギー効率の良い製品(注1)を知って、購入するのを支援するのが狙い。エネルギー効率の基準を達成している製品は、エネルギー・スターのマークを表示できることになっている。EPAによると、エネルギー・スター製品を使用することで、2009年に約170ドル分のエネルギー節約になった(注2)。

ULのエネルギー・スターのマイクロサイトのアドレスはhttp://www.ul.com/energystar。
またウェブナーを視聴するには以下を参照。http://www.uluniversity.us/catalog/display.resource.aspx?resourceid=303145

ULのエネルギー効率化サービスに関してより詳しい情報はhttp://www.ulenvironment.comを参照のこと。

▽アンダーライターズ・ラボラトリーズ社(Underwriters Laboratories, Inc.)について
アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL) は工業製品の安全性を認証する独立組織で、一世紀以上にわたって製品検査を行い、安全基準を作成してきた。年間1万9000種類以上の製品、部品、材料、システムを検査しており、7万2000もの工業製品にULのマークが表示され、その数は200億にものぼる。ULは世界に関係企業とサービスのネットワークを築いており、98カ国の消費者を対象に64カ所の検査実施・認証施設がある。より詳しい情報はhttp://www.ul.com/newsroom を参照。

(注1)http://www.energystar.gov/index.cfm?c=products.pr_how_earnを参照。
(注2)http://www.energystar.gov/ia/partners/annualreports/2009_achievements.pdfを参照。


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