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来年半ばまでに経済状況改善の兆し、ファニーメイ11月経済展望

【ワシントン19日PRN=共同JBN】米連邦住宅抵当公庫ファニーメイ(OTC Bulletin Board: FNMA)のエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシス(EMMA)・グループが19日公表したリポート「2010年11月経済展望」によると、金融条件と労働市場に最近明るい兆しが出ており、2011年半ばまでに額面以上の成長傾向の見通しである。国内の財政政策と国際面の不透明感を含むさまざまな問題を抱えながら、経済活動の改善が2011年に移行する過程で段階的なペースで進みそうである。米国経済は第3四半期に年間ペースで2・0%の成長へと、前四半期の1・7%予測からやや好転することを示しており、個人消費も2006年末以来最も良い状況を示している。EMMAグループは、第3四半期の経済成長予測を上回りながら、少なくても2011年第1四半期までは低成長が続くと予測している。

住宅の質流れ問題があって、2010年最終四半期まで住宅販売の低迷が続くと予想されるが、同グループは2011年には次第に改善すると見ている。ファニーメイのチーフエコノミスト、ダグ・ダンカン氏は「2010年全体で住宅販売総数は2009年より約8%下回ると推計されており、このサイクルでは年間住宅販売総数の底打ちとなる見込みである。われわれは2011年の住宅販売が約3%増となると予測している。しかし、回復のペースは主として労働条件によって決まるものである。雇用が予想より速いペースで改善すれば、住宅販売は2011年により大きく進むだろうが、逆も信となる」とコメントした。

2010年11月経済展望のオーディオ版は、ファニーメイのウェブサイトhttp://www.fanniemae.com内にある経済・モーゲージ市場分析の以下のURLでポッドキキャストを視聴できる。

http://www.fanniemae.com/media/economics/index.jhtml?p=Media&s=Economics+%26+
Mortgage+Market+Analysis

ファニーメイの2010年11月経済展望全文は、経済発展解説、経済予測、住宅(供給・販売)予測を含めて同サイトで閲覧できる。

経済発展解説のリンクを通じて今月新たに追加され閲覧可能な論文は、マルチファミリー・市場調査担当ディレクターのキム・ベタンコート氏の「マルチファミリー・マーケット・コメンタリー」である。このコメンタリーは当面のマルチファミリー市況に関する情報を提供する。

ファニーメイのエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシス(EMMA)・グループの見解、分析、推計、予測およびその他の見方は、ファニーメイの事業展望あるいは期待される結果を示唆するものとして解釈されてはならず、多くの仮定の基づくもので予告なしに変わり得る。ファニーメイはこの情報に影響を与える多数の要因に依拠している。EMMAグループは信頼できると思われる情報に対するEMMAの見解、分析、推計、予測もしくはその他の見方に基づいているが、これら資料で提供される情報が正確かつ受け入れられるものでありすべて特定の目的に適していることを保証するものではない。これらの見方を強調する仮定もしくは情報の変更は、実質的に大きく異なる結果を生み出しうる。EMMAグループが公表する分析、見解、推計、予測あるいはその他の見方は、示された日時でのグループの見方を表しており、ファニーメイとその経営者の見方を必ずしも示すものではない。

ファニーメイは手ごろな価格の住宅を拡大し、米住宅市場に寄与するために世界の資本を地域コミュニティーにもたらすために存在する。ファニーメイは連邦憲章を持ち、米国の二次抵当市場で業務活動を行ってモーゲージ・バンカーやその他の貸し手にファンドを供給することでモーゲージ市場の流動性を強化し、住宅購入者に貸し付けを行う。ファニーメイの業務は米国で住宅を保有する人々を支援することである。


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