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50台余りが世界・北米デビュー、ロサンゼルス・オートショー

【ロサンゼルス27日PRN=共同JBN】ロサンゼルス・オートショーは自動車デビューの世界的舞台としての重要性が高まるにつれて、その数も同様に増えている。2010年ショーは事実上すべての自動車カテゴリーで、20台の世界デビューと30台以上の北米デビューを主催する。今回の自動車ショーは自動車販売の改善と楽観的予測が高まっている中で開催され、それは新車デビューの数やメーカーの参加数が増え、より大規模な凝った展示になることは明らかである。自動車ショーの一般公開前の2日間開かれるプレスデーには、自動車メーカー26社が記者発表を予定している。

20台の世界デビューの中で数台はすでに発表済みである。日産は3台の世界デビューがあり、完全にデザイン一新したミニバンのクエスト、クロスオーバー・コンバーチブル・コンセプトのムラーノ・クロスカリオレ、セダン・コンセプトのエルーアが含まれる。ランドローバーは全面的に新しい4ドアのレンジローバー・イヴォークを公開し、SAABは唯一のクロスオーバーである9-4Xを展示する。さらに起亜は初のハイブリッドカーであるオプティマ、フォルクスワーゲンは新車エオスをそれぞれ公開し、クライスラー・ジープ・ダッジは新しいクライスラー200セダン・コンバーチブルで代表される数台を公開する計画である。

ショーはまた、30台以上の北米デビューを取りそろえる。その中には完全に再設計されたヒュンダイ(現代)のエラントラが含まれているが、それは米アラバマ州モントゴメリー工場で製造される次世代大型車である。アウディはブランドとしては新しい市場部門となる全面的に新しいA7スポーツバックを公開する。 BMWは再設計のX3クロスオーバーを展示する。ポルシェは新車の911カレラGTSとともに911スピードスターを展示する。特殊スポーツカーとして長年の先駆企業であるロータスはブランドを完全に再出発することになり、今後数年の将来を描いてみせる5種の新しいコンセプト・スポーツカーを公開する。またフィアットも、27年間の空白を破って米国市場に再度参入して、新しいコンパクトカーであり特に北米市場向けにデザインしたフィアット500チンクエチェントを展示する。

今年のショーはまた現代的な電気自動車時代の歴史的到来をしるすことになる。消費者は数年待ち望んだ後、ついに工場製造保証書付きの量産電気自動車を購入することができる。電気輸送新時代のキックオフとなる2種の初の待望の自動車は、シボレーからの走行距離の長いボルトと日産のバッテリー駆動リーフである。ロサンゼルスは今年11、12月にこれら2種の車両を受け入れる初の市場となり、ロス・オートショーは電気自動車(EV)所有に関するすべてを学ぶ理想的な場所となる。ショーは近い将来に出現する1ダース余りの電気駆動車を取りそろえ、出来駆動輸送手段が今後数年どのように進歩するかを明確に打ち出す。

三菱自動車のi-MiEVの北米製造バージョンもまた正式にデビューする。この全面電気駆動のコンパクトカーは新しい車名、より幅広いスタンス、さまざまな新しい機能を備えて、米国の購買者にとってさらに魅力的になる。トヨタのRAV4 EVはテルサ社と開発したバッテリー技術を使い、2012年の市場に出回る予定である。ショーで展示される他社製造の電気自動車は、フィスカー・カルマのような高級スポーツカーからデビューするコーダ・オートモーティブのエコノミーセダンに至るまで多岐にわたっている。

ロス・オートショーはさらに、将来設計研究から現実的なブランド設計指向までの少なくとも15種のコンセプトカーを展示する。マツダは靭(SHINARI)コンセプトを公開する。これはマツダの将来の量産車に対する新しい設計用語の基本となる。ジャガーはC-X75スポーツカーを公開する。これはすべて電力で走行する能力を備えて、1回の充電で約68マイル走行し、その走行距離を伸ばすための発電装置を使用すれば最大560マイル走行できる。起亜は宇宙船そっくりのキャビンとフロントヒンジ型ドアのPOP電気自動車コンセプトを展示する。アウディはアウディ・クワトロ全輪駆動システムの30周年を記念するクアトロ・コンセプトを公開する。その他いくつかのメーカーはこのショーで公開するワールド・コンセプト・デビューを展示する。

▽ロサンゼルス・オートショーについて
2010年ロサンゼルス・オートショーは11月17、18の両日にプレスデー、11月19-28日に一般公開される。報道関係者の登録はウェブサイトの http://www.LAautoshow.com/Press.htmlで現在受け付け中であり、オンライン受付の最終締め切りは11月4日で、メールによる資格認定もなお続いている。
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